「オオタニと過ごした時間の全て」MLB公式、今季のトッププレー10選に

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

今季のMLBを彩った10個のプレーの中に大谷翔平が選ばれる

 残りわずかとなった2018年。レッドソックスがワールドシリーズを制したMLBでは、エンゼルスの大谷翔平投手が二刀流で旋風を巻き起こして、大きな脚光を浴びた。

 移籍1年目の今季、投手として10試合に登板して4勝2敗、防御率3.31の成績をあげ、打者としては104試合で打率.285、22本塁打61打点をマーク。ヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手との争いを制して、ア・リーグの新人王にも輝いた。

 2018年も残り1週間となった24日(日本時間25日)、MLB公式サイトは2018年を振り返り「見ると敬服してしまう2018年のトッププレー10選」を特集。その中で「ショウヘイ・オオタニと過ごした時間の全て」もランクインした。

 MLB公式データ解析システム「スタットキャスト」のデータをもとに、最も「エキサイティング」かつ「興味深い」プレーを基準に選ばれた10個のプレー。その“大トリ”で登場するのが、大谷のルーキーシーズンだった。「103.4マイルという外野からの最速送球」や今季の「最速打球」「最長飛距離本塁打」、そして、安打確率0%で「生まれるはずもなかったサヨナラ安打」などとともに、大谷の1年間がピックアップされた。

 MLB公式の記事には「オオタニのデビュー年は肘の怪我により損なわれてしまった。それにより彼はトミー・ジョン手術を強いられ、2020年までマウンドから遠ざかることになる。けれども、その計り知れない失望があるなかで、彼はア・リーグ新人王を勝ち獲った」と、大谷の1年を回顧した。

 記事内では、大谷が放った112.9マイル(約181.7キロ)のスピードを叩き出した本塁打を動画で紹介し「これは彼の最速の打球(113.9マイルのゴロアウト)ではないけれども、我々に教えてくれたことがある。2018年に記録された打球のうちの、たった0.3%が113マイルもしくはそれ以上と言うことだ。わずか51人の打者が2度以上それを記録しただけである」と指摘されている。

 さらに投手としての大谷のプレーにも注目。101.1マイル(約162.7キロ)を投じた1球を動画で紹介し「他に同等の剛速球を投げた投手は、4人だけである」と言及。さらには5盗塁目を動画で紹介し、その走力にも改めて注目していた。(Full-Count編集部)

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