足下も彼がNo.1!? ”現世界最強のボールマスターCB”トップ10

マヌエル・アカンジ photo/Getty Images
レオナルド・ボヌッチ  photo/Getty Images
ジョン・ストーンズ photo/Getty Images
セルヒオ・ラモス photo/Getty Images
カリドゥ・クリバーリ photo/Getty Images
ジェラール・ピケ photo/Getty Images
トビー・アルデルヴァイレルト photo/Getty Images
ダビド・ルイス photo/Getty Images
アイメリック・ラポルテ photo/Getty Images
フィルジル・ファン・ダイク photo/Getty Images

現代ではボールを巧みに扱うセンターバックが増えており、足下の技術に不安のある選手はトップレベルと呼ばれなくなってきている。攻撃の出発点になることも求められるため、センターバックには確かな守備力に加えて攻撃ビジョンも必要だ。

では、現在世界最高のボールマスターは誰なのだろうか。英『Squawka』が「足下の技術に優れたセンターバックTOP10」を作成しているが、1位に選ばれた選手は今年急激に評価を高めた選手だ。

10位:マヌエル・アカンジ(ドルトムント)

23歳のスイス代表センターバックのアカンジは、優れた守備者であると同時に「インクレディブルなボールプレイヤー」と同メディアから絶賛されている選手だ。今季のチャンピオンズリーグ・グループステージではセンターバックとして最多となる465本のパスを送っている。

9位:レオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス)

こうした企画においてボヌッチは常連だ。現代の理想的なリベロと同メディアが評するボヌッチは、長短のパスを使い分ける器用なセンターバックだ。以前はジョゼップ・グアルディオラも気に入っていたと言われており、マンチェスター・シティが獲得に動くとの話題も出ていた。現代を代表する名センターバックの1人だ。

8位:ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)

そのグアルディオラ率いるマンCで着実に成長しているのがストーンズで、イングランドで産まれた繋げるセンターバックとして代表でも地位を築きつつある。ロシアワールドカップでも453本のパスを成功させているが、センターバックではスペイン代表のセルヒオ・ラモスが記録した481本に次いで2番目に多い数字だという。

7位:セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)

そのラモスが7位だ。クリスティアーノ・ロナウドが退団してからはレアルでPKを担当することが増えており、GKをあざ笑うパネンカを頻繁に使用している。あれにトライすることがラモスの自信を表していると言えよう。

6位:カリドゥ・クリバーリ(ナポリ)

クリバーリは高い身体能力を活かした守備が注目を集めるが、足下の技術も優れている。セリエAでは今季960本のショートパスを出しており、これはリーグ最多の数字だという。190cmを超えるサイズ、モハメド・サラーやキリアム・ムバッペに対抗できるスピード、そこに足下の技術まで加われば最強に近い。

5位:ジェラール・ピケ(バルセロナ)

ピケもこうした企画では常連だ。繋げるセンターバックの価値が飛躍的に高まったのもグアルディオラがピケを巧みに育てたからだろう。センターバックながらセントラルMFのようなプレイビジョンを持ち、パスも非常に正確だ。今季は1180本のパスを出しており、これはイヴァン・ラキティッチに次いでクラブ2番目の数字だ。

4位:トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム)

アルデルヴァイレルトがピケまで超えてきたのは少し意外かもしれないが、アルデルヴァイレルトはロシアワールドカップでラモス、ストーンズに次いで3番目に多い403本のパスを成功させている。今季もリーグ戦ではトッテナムの中で最多の897本のパスを成功させており、テクニックも非常に高いものがある。

3位:ダビド・ルイス(チェルシー)

ダビド・ルイスの場合はド派手なロングパスが印象的だ。左足でも高精度のボールを蹴ることができ、一気に逆サイドまで届けてしまうことも珍しくない。今季リーグ戦では103本のロングパスを通しており、DFの中では3番目の数字だ。

2位:アイメリック・ラポルテ(マンチェスター・シティ)

グアルディオラが指揮するマンCから2人目の選出だ。レフティーなのも貴重で、ストーンズとラポルテの24歳コンビは今後10年プレミアを支配できるのではといった声まである。加入した今年1月以降、ラポルテはチーム最多となる2098本のパスを成功させている。

1位:フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)

今季リヴァプールの堅守を支えているファン・ダイクがテクニック部門でも1位となった。スピード、知性、強さ、これに加えて足下の技術まであるとなれば、「ファン・ダイクに出来ないことはあるのか?」と同メディアが伝えている通り、ファン・ダイクには弱点が見当たらない。リヴァプールに加入した1月以降、プレミアでは2216本のパスを成功させている。これより多くのパスを出しているのは2262本でアーセナルMFグラニト・ジャカのみとなる。

同メディアはファン・ダイクが現在欧州最高のオールラウンドDFではないかと称えているが、この企画でも1位となるなら現最高のセンターバックはファン・ダイクで間違いないのかもしれない。

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