日本からゴール奪った”高速の右SB”がバルサのトップへ 増す守備の厚み

日本戦で得点を決めたワゲ photo/Getty Images

先日バレンシアからコロンビア代表DFジェイソン・ムリージョをレンタルで獲得したバルセロナは、もう1人最終ラインに心強い選手を加えることになった。1月よりバルセロナBからトップチームに昇格すると見られているセネガル代表DFムサ・ワゲだ。

現在20歳のワゲといえば、日本のサッカーファンも強烈に記憶しているのではないだろうか。ロシアワールドカップのグループステージでセネガルと対戦した際、後半に勝ち越し点を決めたのが右サイドバックを務めていたワゲだった。一気にペナルティエリア内まで侵入してきたワゲに日本の選手たちはついていくことができず、右足で豪快にゴールネットを揺らされてしまった。

当時はまだ19歳だったため、ワゲはワールドカップでのアフリカ人史上最年少得点記録を更新することになった。その活躍もあってワゲはベルギーのオイペンからバルセロナBへ移籍。そして1月からトップチームに合流する予定となっている。

スペイン『MARCA』は、ワゲのことを「高速の選手」と評しており、アフリカ人選手らしくスピードは抜群だ。バルセロナの右サイドバックではネウソン・セメド、セルジ・ロベルトがいるが、ワゲがフィットすれば2人を脅かす存在になるかもしれない。

ムリージョはジェラール・ピケ、サミュエル・ウムティティらセンターバックのバックアッパー、そしてワゲが右サイドバック第3の男となればバルセロナの最終ラインは一気に厚みが増す。スペイン国王杯などでチャンスが巡ってくるはずで、大きな冬の補強と言えるだろう。

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