広島・大瀬良投手ら小学生200人指導

 「第9回プロ野球長崎県人会スマイル少年野球教室」が27日、大村市野球場などで開かれ、今季セ・リーグで最多勝に輝いた広島の大瀬良大地投手(長崎日大高出身)ら長崎県ゆかりの選手やコーチと、長崎県内の小学生約200人が交流した。

 大瀬良投手、広島の今村猛投手(清峰高出身)、オリックスの宮崎祐樹外野手(長崎日大高出身)、ソフトバンクの釜元豪外野手(西陵高出身)と松田遼馬投手(波佐見高出身)、阪神の江越大賀外野手(海星高出身)、ロッテの堀幸一コーチ(同)のほか、10月のドラフト会議で阪神から5位指名された創成館高の川原陸投手が参加した。

 子どもたちはキャッチボールの後、ポジションごとに練習。守備は1歩目を大事に素早く打球に反応すること、下半身の使い方で打球の力強さが変わること、成長期の今のうちは決して無理をしないこと-などを選手から優しく教わった。

 プロの仲間入りをした川原投手も人気。「まだ慣れない」と苦笑いを浮かべながらも、サインをプレゼントしたり、握手に応じたり、少年球児に夢を与える大切な“仕事”をしっかりとやり遂げた。

 大瀬良投手と「一打席勝負」をしてサイン入りユニホームをもらった大村ベアーズの古賀心季朗君(6年)は「家に飾る。選手はみんな大きくてかっこよかった。自分もプロになれるように頑張る」とうれしそうだった。

 選手を代表して大瀬良投手が全員に「きょうよりもあした、あしたよりもあさってうまくなるように努力を続けて」とエール。技術指導後は大村小体育館でチーム対抗の玉入れや綱引きなどレクリエーションもあり、憧れの選手との連係プレーに子どもたちの笑顔は絶えなかった。

小学生に優しく指導する大瀬良投手(左)=大村市野球場
子どもたちの投球を見守る今村(右)、川原両投手=大村市野球場

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