アジア王者を決める4年に1度の大会、AFCアジアカップがUAEで開催される。
ここでは、『sportskeeda』による「アジアカップで見るべきFWトップ10」を見てみよう。
ムハナド・アリ(イラク/18歳)
彼は今回の10人のなかで最も若いが、ゲームの局面を変えるポテンシャルを持っている選手だ。
ボールコントロール、ドリブル、創造性に優れ、イラクにとって重要な存在であるアリ。
国内クラブのアル・ショルタでプレーする彼は、代表戦9試合で5ゴールをマークしている。
スニル・チェトリ(インド/34歳)
インドが最後にアジアカップを戦ったのは2011年。3戦全敗13失点という非常に残念な結果で大会を去ることになった。
チェトリは当時を知る唯一の選手だ。インドサッカー界のレジェンドである彼は代表の浮き沈みを見てきた。自身代表最後の大舞台になるはず。
チームは8年前より大幅に力を付けており、グループステージ突破に確かなチャンスがある。チェトリがチームを導けるのか、国民10億人の注目が集まることだろう。
エルドール・ショムロドフ(ウズベキスタン/23歳)
2017年、国内でプレーしていた彼はロシアのロストフに引き抜かれた。ショムロドフは今大会でチームをベスト4入りに導こうとしている。
ウズベクは惜しくも2018年W杯を逃したが、UAEの地では躍進を狙っているのだ。
彼のスタッツは他のFWたちに比べてそれほど目を引くものではないかもしれないが、大舞台に強い。
アリ・アハマド・マブフート(UAE/28歳)
すでにUAE代表の歴代得点記録3位となっているマブフート。母国開催の大会を成功させるチャンスがあるだろう。
アル・ジャジーラでは161試合で122ゴールという驚異の得点力を発揮。代表でも65試合で44ゴールと圧倒的な数字を残している。国中の期待を一身に背負うことになるはずだが…。
オマール・アル・スーマー(シリア/29歳)
アジア人ストライカーのなかでも最も決定力のあるひとりといえる。
所属するサウジの名門アル・アハリではすさまじい得点力を見せつけ、チームに栄冠をもたらしてきた。
2012年に代表デビューするも、政治的な理由で5年ほど代表から遠ざかる。その後、2017年に代表初ゴールをマークすると、ここまで7得点を記録。今大会でその数を増やそうとしているのは間違いない。
ファハド・アル・ムワラッド(サウジアラビア/24歳)
非常に若い頃から才能に溢れていた逸材で、あのバルセロナのスカウトが接近したこともあったほど。
それを断った彼はアル・イティハドのユースに入ると、そこでプレーを続けている。
昨夏のワールドカップ前にはスペインのレバンテにレンタル移籍するも、出場2試合ノーゴールでサウジに戻った。
ロシアの地でも失望を味わった彼にとって、今大会は実力をあらためて示す場になる。
マシュー・レッキー(オーストラリア/27歳)
この経験あるFWはドイツで7年ほどプレーしており、代表でも重要な存在になっている。
現在所属するヘルタではデビュー戦で即ゴールを決めた。
彼は2015年のアジアカップ優勝メンバーでもある。前回王者の運命がどうなるかは、レッキーの出来に大きく左右されるだろう(怪我で欠場する可能性も)。
サルダル・アズムン(イラン/23歳)
得点力を持つこのアタッカーは、これまでのアジアカップでもネットを揺らしてきた。
イランの伝説アリ・ダエイの後継者と目されるアズムンは、代表戦38試合で23ゴールを決めている。
昨夏のワールドカップ後には家族へのバッシングを理由に衝撃の代表引退を表明。だが、その3か月に代表に戻ってきた。
ルビン・カザンに所属するこのアタッカーは今大会で最も注目すべき選手のひとりだ。
ソン・フンミン(韓国/26歳)
今大会に臨む選手のなかで、最も有名なひとりであるソンは、今まさにピークにある。
昨夏のワールドカップでは前回覇者ドイツ相手にゴールも決めた。
ただ、今大会にはマンチェスター・ユナイテッド戦が終わった後の1月13日以降に合流する予定。
グループステージ最終戦からの参戦になるが、いきなりインパクトをもたらすことが期待されている。
大迫 勇也(日本/28歳)
2014年にドイツに渡った彼は、1860ミュンヘンでいきなりインパクトをもらたした。その後、ケルンを経て、ブレーメンに移籍。
2013年にデビューした日本代表では37試合で10ゴールを決めている。日本における年長選手のひとりである彼は、最前線で攻撃を引っ張るはずだ。