注目せよ!日本代表海外組の「相棒」となる5人の選手

10月のインターナショナルマッチウィークが終わり、週末からは各国でリーグ戦が再開となる。中島、南野、堂安など今回の日本代表で活躍した海外組の選手達も、再び所属クラブでの戦いで成長を見せてくれることだろう。

今回は、海外組の選手が主力として活躍している欧州クラブから、5人のチームメイトをピックアップした。いずれも日本代表選手と絡むことの多い選手なので、是非ともお目当ての選手とあわせて注目してもらいたい。

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マックス・クルーゼ(ブレーメン)

日本代表の大迫勇也、古巣復帰となった「ブンデスリーガのレジェンド」クラウディオ・ピサーロなど前線に新加入選手の多い今季のブレーメンにおいて攻撃の牽引役を務める背番号10の主将がクルーゼだ。

チャンスメーカーにもフィニッシャーにもなれる万能タイプのFWで、新加入選手にとっては彼との共存がブレーメンで結果を残せるかどうかのカギとなるだろう。

また、ポーカーの腕前もよく知られており、シーズンオフにラスベガスで行われるワールドシリーズ・オブ・ポーカーという世界大会に出場したこともある

通算獲得賞金が10万ドル超えという実績だが、その賞金が元で当時所属していたヴォルフスブルクとトラブルになってしまった過去もある。

フロリアン・トヴァン(マルセイユ)

フランス代表としてロシアW杯優勝メンバーの一員となった左利きのサイドアタッカー。

マルセイユには2013-14シーズンに加入。その後2015-16シーズンにニューカッスル・ユナイテッドに移籍するも、プレミアの水が合わなかったのか僅か半年でマルセイユに帰還することに。

そして再び調子を取り戻すと、昨シーズンはリーグアンで22ゴールの大活躍。これは、右サイドバックの酒井宏樹が幾度となく彼のゴールをお膳立てした結果とも言えるだろう。

酒井のアシストでトヴァンがゴール、トヴァンのカットインと酒井のオーバーラップで右サイドから崩すなどといった「縦関係のゴールデンコンビ」の連係がマルセイユの武器の一つとなっているのだ。

ムアネス・ダブル(レッドブル・ザルツブルク)

日本では、ザルツブルクでの活躍が評価されて代表に復帰した南野拓実が森保ジャパンで3試合連続ゴールと好調だが、その南野と同様に9月に代表復帰を果たしたのがイスラエル代表FWのダブールだ。

昨シーズンのオーストリア・ブンデスリーガでは22ゴールでチーム得点王に。ヨーロッパリーグでもベスト4進出の立役者となりエースとしての地位を確立している。

すると、先月開幕したUEFAネーションズリーグにて約2年ぶりにイスラエル代表に復帰。今月行われたスコットランドとアルバニアとのホーム2連戦ではともにフル出場し、チームも2連勝でグループ首位に浮上した。

南野とともにゴールを量産して、昨シーズンを超える活躍に期待したい。

ジャクソン・マルティネス(ポルティモネンセ)

ブラジルW杯で日本代表から2ゴールを決めた元コロンビア代表の大砲としても知られる彼だが、2016年に中国の広州恒大へ移籍するも自身の不振や外国人枠の影響でその年の夏以降は完全に構想外に。

既に「過去の人」と思われていたが、今年の8月末にポルティモネンセへ電撃加入。

リーグ戦では第5節のヴィトーリア・ギマラエス戦で初のベンチ入りを果たすと、前節のスポルティング戦で初スタメンを飾った。その試合でキャプテンマークを巻いて出場したことからも期待の大きさがうかがえる。

何と言っても約2年間のブランクを取り戻すことが最重要課題。試合勘が復活すれば再び背番号9が躍動する姿を見ることができるだろう。

中島翔哉という絶好調のアシスト役の存在も心強いはずだ。

ジョーダン・ボタカ(シント=トロイデン)

現代表の冨安健洋、遠藤航ら5人の日本人選手を擁するシント=トロイデンで今季からキャプテンを務めているのがコンゴ民主共和国代表のボタカだ。

本職はウインガーだが、現在は右のウイングバックとしてプレー。主将として、攻守に走り回るハードワーカーとして、さらにPKキッカーでもある彼こそチームの柱と呼ぶべき存在で、幼少の頃から敬虔なクリスチャンという一面も持ち合わせている。

3バックの右でプレーする冨安、本人も浦和時代から望んでいた中盤でのレギュラー定着を狙う遠藤、8月末の加入だが早くも2ゴールの鎌田と日本人3選手が現在主力としてプレーしているが、ボタカが攻守にわたって彼らのつなぎ役となってくれることだろう。

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