メッツがアストロズと2対3のトレード デービスらを獲得

日本時間1月7日、メッツはアストロズと2対3のトレードが成立したことを発表した。メッツがアストロズから獲得したのはJ.D.デービス内野手とマイナーのコディ・ボハネック内野手の2名。一方、アストロズはメッツからロス・アドルフ外野手、ルイス・サンタナ内野手、スコット・マネア捕手のマイナー3選手を獲得した。メッツのブロディ・バンワグネンGMは「J.D.は複数ポジションを守ることのできる攻撃的なタレントだ。若いし、左腕を得意としているし、内野の両コーナーに厚みをもたらしてくれるだろう」とデービス獲得の狙いを説明した。

デービスは現在25歳の三塁手兼一塁手。2014年にアストロズからドラフト3巡目指名を受け、2017年にメジャーデビューを果たして24試合で4本塁打、OPS.763をマークした。昨季は前年を上回る42試合に出場したが、1本塁打、OPS.471どまり。ただし、AAA級では85試合で打率.342、17本塁打、81打点、OPS.988の好成績をマークしており、メジャーのレベルへの適応が進めば、メジャーの舞台でも活躍が期待できるはずだ。

ボハネックは昨季A級、A+級、AAA級の3階級でプレイした23歳の内野手。合計120試合に出場して打率.214、6本塁打、38打点、14盗塁、OPS.617に終わっており、メジャー昇格のためには打力アップが不可欠だ。守備では二塁、遊撃、三塁の3ポジションを守ることができる。

アドルフは昨年のドラフトでメッツから12巡目指名を受けたばかりの22歳の外野手。昨季はA-級で61試合に出場し、打率.276、7本塁打、35打点、OPS.857をマークした。12三塁打&14盗塁を記録したように、俊足が魅力の選手である。

サンタナはドミニカ共和国出身の19歳の内野手。2017年まではドミニカ共和国のサマーリーグでプレイし、昨季はルーキー級で53試合に出場して打率.348、4本塁打、35打点、OPS.917の好成績をマークした。守備はほぼ二塁専門である。

マネアは昨季A級でプレイした23歳の捕手。A級では100試合に出場して打率.261、12本塁打、53打点、OPS.800という成績だった。もともとは2014年のドラフトでマリナーズから40巡目指名を受けてプロ入りしている選手である。

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