13日にレアル・マドリードはレアル・ベティスと対戦し、苦しみながらも何とか2-1の勝利を収めた。このゲームの特徴は何と言ってもポゼッション率だろう。乾貴士も所属するベティスはポゼッションをベースとしたサッカーを展開するチームだが、このゲームでレアルのポゼッション率はたったの26%だった。
前指揮官フレン・ロペテギはポゼッションを重視したフットボールを好んでいたが、現在指揮を執るサンティアゴ・ソラーリは現実的な側面を持っている。ベティスにポゼッションを許す形でも構わないと考えていたのだろう。
パス本数はベティスが713本、レアルが254本となっており、大きな差がついている。スペイン『MARCA』によると、レアルが記録した26%というポゼッション率は2011年以降では最低の数字だという。そのゲームもバルセロナとのクラシコで、その時は23%という数字を残している。
ベティスがポゼッションにこだわったチームとはいえ、レアルのサポーターは今回の戦いに満足するだろうか。終盤にダニ・セバージョスのゴールで何とか勝ち越す展開となり、相手を圧倒するゲームではなかった。勝ち点3を加えることには成功したが、好みが分かれる戦いと言えそうだ。