フェルスタッペン、スチュワードの職場見学は「有意義な経験」。奉仕活動のペナルティに殊勝なコメント

 レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、FIAから科されたペナルティによりフォーミュラEマラケシュE-PrixでFIAスチュワードの仕事を見学した後、有意義な経験だったと語った。

 フェルスタッペンは2018年F1ブラジルGPでエステバン・オコンとの接触で勝利のチャンスを失い、レース後、憤りのあまりオコンを突き飛ばした。FIAはこれは国際スポーツ法典への違反であるとして、フェルスタッペンに2日間の社会奉仕を義務付けることを決めた。

 その1日目としてフェルスタッペンは12日に開催されたフォーミュラEマラケシュE-Prixでスチュワードの仕事を見学することを命じられた。

「別の立場でレースを見ることは興味深かった。普通はスチュワードと一緒に丸一日を過ごすことはできないからね!」と一日を終えたフェルスタッペンが語ったとFIAは伝えた。

「週末を通して全員が自分の仕事に集中している。重要な決断を下すために何が必要なのかを見ることができてよかった。時にはその決定に不満を持つ人間もいるかもしれないけれど、それでも決定を下さなければならないし、皆が規則に従う必要がある」

「マシンに乗るいつもの仕事とは別の経験をすることができてよかったと思う。ここに来て、こういう仕事をしたことは、僕にとって建設的なことだ」

 フォーミュラEを現地で見たのは初めてだというフェルスタッペンは、レースを楽しめたとして、シリーズを称賛した。

「もちろんこれまでフォーミュラEをテレビで見たことはあったけれど、パドックに来たのはこれが初めてだった。楽しい一日だったよ。何よりレースがすごくエキサイティングだった。この選手権は成長しつつあって、たくさんのマニュファクチャラーが参戦している。クールなシリーズだと思う」

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