レイズが元オールスター外野手・ガルシアを獲得へ

日本時間1月15日に関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レイズがフリーエージェントの外野手、アビサイル・ガルシアと契約合意目前に迫っているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが両サイドの契約交渉について最初に報じ、MLB公式サイトのマーク・フェインサンドは関係者から聞いた話として今回の契約が年俸350万ドル+出来高の1年契約であることを伝えている。まだ球団からの公式発表はないものの、2017年にオールスター・ゲームに選出された強打の外野手がレイズに加わることが確実となった。

現在27歳のガルシアは、2012年にタイガースでメジャーデビュー。体格が似ていることなどから当時のチームメイトであるミゲル・カブレラにちなんで「ミニ・ミギー」と呼ばれていたが、タイガースではレギュラー定着を果たせず、2013年途中にトレードでホワイトソックスへ移籍した。

ホワイトソックスでは、2015年に自己最多の148試合に出場してレギュラー定着を果たし、レギュラー3年目となった2017年に打率.330、18本塁打、80打点、OPS.885の好成績をマークしてオールスター・ゲームに初選出。しかし、昨季は右ハムストリングの故障により2度にわたって戦列を離れ、自己最多の19本塁打を放ったものの、93試合にしか出場できず、打率.236、49打点、OPS.719と大幅に成績を落としてしまった。

レイズはネルソン・クルーズ(ツインズと契約)やエドウィン・エンカーナシオン(マリナーズへ移籍)といった指名打者候補のスラッガーの獲得を狙っていたことが報じられており、ガルシアは新天地でその役割を担う可能性が高い。早打ちで出塁率が低い点は依然として改善されていないものの、2017年の打棒を取り戻すことができれば、球界を代表する指名打者であるクルーズやエンカーナシオンにも負けない働きが期待できるはずだ。

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