被爆の実相など本県の歴史学ぶ 南アジア6カ国の訪問団

 南アジア6カ国の訪問団計47人が23日、県庁を訪問し、本県の概要などについて学んだ。
 外務省の対日理解促進交流プログラム(JENESYS2018)の一環。訪問団はバングラデシュ、モルディブ、パキスタン、インド、ネパール、スリランカの大学生や社会人。事業を実施する日本国際協力センターによると、被爆の実相について知ることなどを目的に本県を訪れている。
 県文化観光国際部の田代秀則政策監は原爆投下や海外との交流など本県の歴史に触れ「魅力を堪能していただきたい」とあいさつ。バングラデシュの大学生、アハマド・ワシ・ウディンさんが「戦争や地震から不死鳥のように立ち上がってきた日本に感銘を受けた。平和公園など歴史的に重要な場所を訪れることができるのは光栄」と話した。
 一行は県職員から本県の特色などについて学んだ。長崎大熱帯医学研究所や長崎原爆資料館などを見学し、28日に本県を離れる。

本県の概要について説明を受ける南アジア6カ国の訪問団=県庁

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