日本VSイランは事実上の決勝! アジア杯で最も見たかったカードが迫る

イラン驚異のFWアズムン photo/Getty Images

28日、アジアカップはいよいよ準決勝を迎える。1点差のゲームを耐えて勝ち抜いてきた日本代表と、現アジア最強とも言われるイラン代表の一戦は事実上の決勝と言ってもいいだろう。もう一方のブロックを勝ち上がってきたカタール代表と開催国UAE代表も興味深いチームではあるものの、世界的な知名度ではロシアワールドカップにも出場した日本とイランが大きく上回る。

UAE『SPORT360』も、3回のアジアカップ制覇を誇るイランと4回の優勝を誇る日本の対決を待望の一戦として取り上げている。アジアカップの中でも1、2を争うほど盛り上がるカードなのは間違いない。

イランは準々決勝で中国代表を3-0で撃破しており、同メディアはその試合でも得点を決めたFWサルダル・アズムンをキーマンに指名している。前線でボールを収める能力と、フィニッシュの精度はイランにとって替えが利かない。日本相手に違いを作り出せる存在と評価されており、要注意人物の1人なのは間違いない。

一方で日本は堂安律、冨安健洋ら若い世代が結果を出してきた。本田圭佑、長谷部誠、香川真司といったネームバリューあるタレントはいないが、同メディアはここでの成功が2020東京五輪と2022カタールワールドカップへの重要な一歩になると見ている。特に堂安と冨安は東京五輪世代のため、ここでイランを撃破して優勝まで手にすれば大きな自信となるだろう。

間違いなく苦しい戦いにはなるだろうが、日本はアジア最強のイランを崩せるのか。アジアのサッカーファンが最も期待していたカードのキックオフが迫っている。

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