MotoGP新サテライトチーム、ペトロナス・ヤマハSRTが体制発表。Moto3ライダー佐々木歩夢も登場

 MotoGPに参戦するペトロナス・ヤマハSRTは1月28日、マレーシアのクアラルンプールで2019年の参戦体制発表を行った。発表会ではMotoGPクラスに参戦するフランコ・モルビデリとファビオ・クアルタラロなどのライダーが登場したほか、ペトロナスカラーのヤマハYZR-M1がお披露目された。

 ペトロナス・ヤマハSRTは2019年シーズン、新たにロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦するヤマハのサテライトチーム。タイトルパートナーをマレーシアの国営石油会社、ペトロナスが務める。

 同チームは2018年までにMoto2クラス、Moto3クラスへ参戦してきたが、継続参戦となるこの2クラスに加え、2019年からはペトロナス・ヤマハSRTとして最高峰クラスに参戦することになるというわけだ。

 発表会にはセパン・インターナショナル・サーキットCEO兼チーム代表のラズラン・ラザリ氏やペトロナスCEOのワン・ズルキフリー・ワン・アンフィン氏、チームマネージャーのウィルコ・ズィーレンベルグ氏が登壇したのに続き、MotoGPクラス、Moto2クラス、Moto3クラスの全ライダーが登場した。

 ヤマハのサテライトチームとしてMotoGPクラスに新たに参戦するペトロナス・ヤマハSRTはライダーにフランコ・モルビデリとファビオ・クラルタラロを迎える。24歳のイタリア人ライダーであるモルビデリは2018年シーズンMotoGPクラスのデビューを果たし、エストレージャ・ガルシア・0.0・マーク・VDSから参戦。50ポイントを獲得してルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。

MotoGPクラス2年目を迎えるモルビデリ

 その後、ステージ上の総勢5名のライダーによって、2019年シーズンのマシンがアンベイルされた。なかでも注目は、初お披露目となるペトロナスカラーをまとったヤマハYZR-M1。若いMotoGPライダーふたりによって、幕を開ける新チーム、ペトロナス・ヤマハSRTの2019年シーズン。2月6日からセパンで始まる2019年最初のMotoGP公式テストから目が離せない。

モルビデリのヤマハYZR-M1
左からMotoGPクラス、Moto2クラス、Moto3クラスそれぞれのマシン

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