子ども県展始まる 長崎県美術館 2月3日まで

 第64回県小・中学校児童生徒美術作品展「子ども県展」(長崎県教委、県造形教育研究会主催、長崎新聞社など後援)の総合展が29日、長崎市出島町の長崎県美術館県民ギャラリーで始まった。創作の喜びや感性が光る図画工作や美術作品計830点が会場を彩っている。2月3日まで。

 「子ども県展」は毎年開催。小学生は絵画と版画の2部門、中学生は絵画、版画、デザイン、立体の4部門があり、県内の小中学校など477校から8万5114点の応募があった。

 会場には、知事賞20点を含む特別賞60点と、特選770点を展示。トビウオをダイナミックに表現した版画や、吹奏楽の練習風景を描いた絵画、フクロウをかたどった立体作品など多彩な力作が並ぶ。諫早市多良見町の中間清一さん(77)は「特選を受賞した孫の版画を見に来た。展示作品のレベルの高さに驚いた」と話した。

 特別賞の表彰式は2月3日、長崎市の長崎ブリックホールである。巡回展は2月13~17日に佐世保市の島瀬美術センターと、同月21~26日、五島市の勤労福祉センターで開く。

児童、生徒の力作が並ぶ「子ども県展」会場=長崎市、県美術館県民ギャラリー

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