欧州5大リーグに移籍すべし!アジアカップで輝いた7人の才能

1月初旬から行われてきたアジアカップ2019も、ついにクライマックスを迎えた。

今回はアジアカップで大ブレイクを果たし、今後欧州のビッグリーグへ進出することが期待される7名のタレントをピックアップした。

海外の日本代表最新情報、Jリーグ超ゴールはこちら

ムハンナド・アリ(イラク)

18歳でイラク代表のワントップとして見事なプレーを見せたムハンナド・アリ。スピード、フィジカル、テクニック、そして抜け目のなさ。彼を初めて見た人は驚いたはずだ。

もちろん年齢詐称の噂は出ているが、今のところ確たる証拠はない。これまでイラクの「若手有望株」と呼ばれた選手が数々伸び悩んできたことを考えれば、できるだけ早く欧州に進出し、高いレベルのプレーを経験するべきだ。今はトルコのガラタサライやイタリアのユヴェントスなどが関心を持っているという。

ジャヴォヒル・シディコフ(ウズベキスタン)

ショムロドフも注目を集めたが、すでに欧州にいるのであえてシディコフを選ぶ。ついにウズベキスタンに「ジェパロフの後継者」が生まれたかと言える存在だ。多くのトップ下が試されたが、この小柄で運動量豊富なアタッカーがクーペル監督の信頼を手にした。

昨年代表にデビューしたばかりだが、その素早さを生かしたプレーは本当に魅力的だ。外国人枠が緩く、このタイプの選手が活躍しやすいドイツリーグなどに合うのではないか。

アリ・アハマド・マブフート(UAE)

彼の場合は「そろそろ欧州に行かなければいけない」といえる存在だ。UAEで最も得点力に優れたストライカーとして評価されてから数年、もはや中東でやるべき仕事はないだろう。実際多くの指導者がそう口に出しているわけだが。

今回のアジアカップでは相棒オーマル・アブドゥルラフマンが不在であることから、得意の飛び出しが100%生かされていない。ちゃんとパサーがいるクラブを選べば、欧州でも活躍間違いなし。

アルマエズ・アリ(カタール)

すでにベルギーとスペインを経験したアルマエズ・アリ。23歳にしてカタール代表のエースとして確固たる存在になった。

ただ、彼は自身が所属しているアル・ドゥハイルではストライカーとして固定されていない。これが特に前線のタレントがダブる傾向がある中東の強豪クラブの難しいところだ。中島翔哉が行ったらサイドまで取られてしまうかも…。

彼は自身の成長のためにも、トップでプレー機会が得られる欧州のクラブに移籍するべきである。

アリレザ・ビランヴァンド(イラン)

今アジアから欧州に挑戦すべきゴールキーパーといえばビランヴァンドをおいて他にはない。

その右肩から放たれるとんでもないスローイングだけではなく、大柄な体格を生かした空中戦の強さ、シュートへの鋭い反応、安定感のあるセービングも魅力。穴のないアジアナンバーワン守護神であるし、世界でも貴重な「武器」を持つ男だ。特にカウンター主体のチームに合うだろう。

ダン・ヴァン・ラム(ベトナム)

真面目で洗練されたサッカーを繰り広げて話題になったベトナム。その勝利を支えたのは間違いなく守護神のダン・ヴァン・ラムだ。

彼はロシア生まれであり本名はレフ・ショノヴィチ・ダン。あの名GKレフ・ヤシンから名が取られた、生まれながらのショットストッパーである。その体格と安定感、反応。欧州で挑戦できる才能がある。

アワー・メイビル(オーストラリア)

マビルとも発音される彼は、南スーダン出身の両親の下ケニアの難民キャンプで生まれたという珍しい経歴を持つ選手だ。11歳で渡ったオーストラリアで選手として育成され、サイドから強烈な仕掛けを見せるウインガーとして成長した。

今はデンマークのミッテュランでプレーしているが、彼のスタイルならベルギーやフランスにステップアップしてもおかしくない。たとえば、昌子源が所属しているトゥールーズのようなクラブにだ。

© 株式会社ファッションニュース通信社