バサースト12時間:ポルシェ911 GT3 Rがリヤ大破の大クラッシュ。ドライバーは検査のため病院へ

 2月3日の決勝スタートに向けて1月31日からフリープラクティスがスタートしているバサースト12時間。2月1日の現地11時10分から行われたフリープラクティス3で、ブラック・スワン・レーシングの540号車ポルシェ911 GT3 Rがリヤを大破させるクラッシュがあり、ドライバーが病院へ救急搬送された。

 540号車をドライブしていたチームオーナー兼ドライバーのティム・パパスは、バックストレートエンドにあるハイスピードの右コーナー『ザ・チェイス』でコントロールを失いコースアウト。土煙を巻き上げ、リヤからバリアに激突した。

 その衝撃は凄まじく、ドライブしていたポルシェのリヤは大破。さらに火の手も上がる状況となってしまったが、ドライバーは自力でマシンから脱出しなかった。

 アクシデントから約2分後にセーフティクルーが現場に到着し、消化と救出活動を開始。パパスは事故から約20分後に救出され、そのまま検査のため病院へ搬送されたが、ポルシェのスポークスマンによれば意識はある状態という。

 このフリープラクティス3では、540号車ポルシェも含め、計3度のクラッシュが起きており、そのなかにはポール・ダラ・ラナがドライブする51号車フェラーリ488 GT3と、豪州スーパーカーシリーズで活躍する“SVG”ことシェーン・バン・ギスバーゲンの888号車メルセデスAMG GT3によるクラッシュも含まれる。

540号車ポルシェは『ザ・チェイス』付近でコースアウトした
ハイスピードでコースアウトし土煙を巻き上げる540号車ポルシェ
コントロールを失った540号車ポルシェは左方向にスピンしながらバリアへ
バリアへ激突した540号車ポルシェ。リヤ部分が大破している

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