昨夏ユヴェントスにクリスティアーノ・ロナウドが加入した時、注目を集めたのがフリーキッカーを誰に任せるかだ。レアル・マドリードではほとんどの場面でロナウドが蹴ってきたが、ユヴェントスにはミラレム・ピアニッチ、パウロ・ディバラと2人もワールドクラスのキッカーが揃う。無条件でロナウドをキッカーに指名するのは難しい状況だった。
そんな中、『FOX Sports』が気になるスタッツを紹介している。ロナウドはここまでセリエAでフリーキックを13本蹴り、まだ1つも決まっていないのだ。13本蹴って無得点という数字は、今季のセリエAの中ではワーストの記録だという。
ロナウドのフリーキックといえばロシアワールドカップのスペイン代表戦の後半アディショナルタイムに炸裂した一撃が印象的だが、近年は精度が落ちてきているのではないかと言われてきた。マンチェスター・ユナイテッド、さらにレアル加入当初に比べればロナウドがフリーキックのスペシャリストとのイメージは変わってきていたはずだ。
ピアニッチという世界トップクラスのフリーキッカーがいることを考えるとロナウドが蹴る必要があるのか微妙な部分もあるが、この数字をユヴェントスはどう受け止めるのか。もちろんそんな簡単に決まるものではないが、同メディアは精度を疑問視しているようだ。