ジャイアンツがDバックスから救援右腕・バレットを獲得

日本時間2月6日、ジャイアンツは金銭トレードでダイヤモンドバックスからリリーフ右腕のジェイク・バレットを獲得したことを発表した。バレットはグレッグ・ホランドの加入に伴い、ダイヤモンドバックスからDFAとなっていた。また、バレット獲得に伴い、ジャイアンツは外野手のジョン・アンドレオーリをDFAに。アンドレオーリは今オフに入ってからマリナーズ、レンジャーズ、ジャイアンツと3度にわたってウエーバーでの移籍を経験していたが、またしてもDFAとなり、移籍の可能性が出てきた。

現在27歳のバレットは、昨季ダイヤモンドバックスで7試合に登板して7イニングを投げ、0勝1敗、防御率5.14、6奪三振という成績。デビューイヤーの2016年には68試合に登板して防御率3.49とまずまずの活躍を見せていたが、それ以降は苦しいシーズンが続いている。ただし、昨季AAA級では42試合で4勝0敗、8セーブ、8ホールド、防御率2.87、奪三振率11.31と好成績を残しており、課題の制球難さえ克服できればメジャーでも活躍できるはずだ。

ジャイアンツは先日アンドレオーリを獲得した際に、2016年に61試合、2017年に41試合に登板したリリーフ右腕のデレク・ローをDFAとしており、バレットにはその穴を埋める働きが期待される。ジャイアンツのブルペンにはクローザーのマーク・マランソン、セットアッパーのサム・ダイソンのほか、レイエス・モロンタ、レイ・ブラックといった右腕がおり、バレットは開幕ロースター入りをかけて彼らと争うことになるだろう。

なお、「DFA」とは選手を40人枠から外す措置であり、その選手が25人枠に登録されている場合は25人枠からもただちに外される。そして、7日以内にトレードされるか、ウエーバーに置かれるか、リリース(解雇)されるかの措置が取られ、ウエーバーで獲得希望球団が現れなかった場合には40人枠から外された状態でマイナー降格(アウトライトと呼ばれる)となり、そのチームに残留するケースもある。

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