【今週の「たべごころ」】この季節にこの料理 三好アナリクエストのとろろ鍋をコウさん流にアレンジ!

RKB毎日放送で放送中の「たべごころ」(土曜午後5:00)。料理研究家のコウケンテツさんが毎回、旬の食材を生かしたメニューを提案し、そのレシピを実演している。VTRでは郷土の食文化やこだわりの産地、バリエーション豊かな店などを紹介し、視聴者を飽きさせない。アシスタントは三好ジェームスアナウンサー。男同士のゆるい“天然トーク”と、そこへ絶妙に割って入る田畑竜介アナのナレーションがスパイスとなって番組を盛り上げている。

2月9日の放送は、三好アナが東京で食べて感動したという「とろろ鍋」をリクエスト。すると、コウさんは独自のアレンジを加えた「鮭(サケ)つみれの胡麻味噌(ごまみそ)とろろ鍋」で応えることに。実はインフルエンザに罹患(りかん)していた三好アナ。この収録が休養明けの初仕事だったようで、「仕事ができる喜びを感じております!」とのっけからテンション高めの様子だ。

鍋の作り方としては珍しく、まずささがきにしたゴボウ、豚肉、ニンニクを炒めて、しっかり味付け。これだけで“ご飯のお供”になりそうだ。さらに空いりしたゴマをすり鉢でゴリゴリ。スタジオ内の“いい香り指数”はグングン上昇! 食欲がそそられていく。

メインのつみれに使うサケは細かくつぶし、そこにすったヤマイモを投入。これはフワッとした食感と、ツルッとしたのどごしにはかかせない工程なんだとか。

前回同様、度々調理に貢献する三好アナ。野菜の価格相場をさらりとそらんじる場面もあり、コウさんから「ちゃんと料理を普段している証拠!」とお褒めの言葉まで飛び出した。ご満悦の三好アナは自宅近所の店でのエピソードも披露。なんでも長く通っている店ながら、店員はずっと彼のことを「海外からの留学生」と勘違いしているのだとか(笑)。

本題に戻って、鍋のスープ。コウさんいわく、これは「食材の全てのうま味をダシにする」という93歳の料理研究家・桧山タミさんの教え“タミイズム”を反映した鍋。なるほど、昆布とカツオでとっただしに加え、肉、野菜、みそと全ての食材のうま味が合わさっているようだ。

そんなスープにふたをするようにとろろを流し入れ、さらにつみれで使ったサケの皮をカリッと焼いて上から散らす。ここでスタジオ内の香り指数は最高潮を迎えた。

さて試食タイム。口に入れた瞬間に溶けるつみれ、うまみのあるとろろ。そして何といっても深みのあるスープ。これには、リクエストをした三好アナも大興奮! 暦の上では春とは言えど、まだ寒いこの季節にぴったりの一品に、そして病み上がりの“アナタ”を見舞う品になったようだ。

なお、番組公式サイトでは、前回放送のレシピも公開中。

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