ジャイアンツが内野手補強 ソラーテとマイナー契約へ

日本時間2月16日、内野のユーティリティを探していたジャイアンツはフリーエージェントの内野手、ヤンハービス・ソラーテとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加させることで合意に至ったようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ソラーテがロースター入りを果たした場合の年俸は175万ドルで、それとは別に25万ドルの出来高が設定されているという。

現在31歳のソラーテはキャリアの大半を三塁手として過ごしてきたものの、内野の全ポジションを守ることができる。また、ファーハン・ザイディ野球部門社長はソラーテに内野の4ポジションだけでなく、左翼を守らせる可能性があることを示唆している。ザイディが「左翼を守るのはどうかな?」とソラーテに尋ねたところ、ソラーテは「もし必要なら中堅だって守るよ」と答えたそうだ。

スイッチヒッターであるソラーテのベストシーズンはパドレス時代の2016年で、この年は109試合に出場して打率.286、15本塁打、OPS.808をマーク。ブルージェイズでプレイした昨季は、ジャイアンツの全選手を上回る17本塁打を放ったものの、故障の影響もあって打率.266、OPS.655と不本意な成績に終わった。5年連続で2ケタ本塁打を記録する一方、三振の少ない選手としても知られており、ザイディは「パワーと確実性を兼ね備えた打者だ」と評価している。

ジャイアンツの内野陣は、一塁がブランドン・ベルト、二塁がジョー・パニック、三塁がエバン・ロンゴリア、遊撃がブランドン・クロフォードとレギュラーが固定されており、控えにはパブロ・サンドバルとアレン・ハンソンがいる。ほかにも40人枠内にはアビアタル・アベリーノ、ライダー・ジョーンズ、ブレイビック・バレーラがおり、ソラーテのライバルとなるだろう。

なお、ジャイアンツはここ数日だけでソラーテのほか、ヘラルド・パーラ、レネイ・リベラ、スティーブン・ボートといったベテラン選手とマイナー契約を結んでおり、選手層に厚みを加えるための補強を続けている。

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