駒澤大学の片西景が学生歴代2位の好タイムで見事優勝!!【金栗記念熊日30キロロードレース2019】

陸上 試合サマリー

金栗記念熊日30キロロードレース2019は2月17日(日)に行われた。箱根駅伝を制した東海大学の湊谷春紀や湯澤舜、準優勝の青山学院大学の 田圭太らが実力ある学生ランナーや、トヨタ紡織の聞谷や埼玉県と湯の川内優輝ら有力選手が出場した。

序盤は湊谷、中島怜利の東海大勢、吉田(青学大)、片西景(駒澤大)など学生ランナーが先頭集団を形成する。その中に西澤や吉田、聞谷、河内ら実業団ランナーがついていく。5km、10kmは集団は崩れずにレースが進む。15kmに差し掛かったところで、川内が遅れ始めてしまう。そのままじわじわと離され先頭集団から置いていかれてしまう。

レースが動いたのは23kmあたり。吉田(青学大)がギアを上げる。一気に前に出て後続を突き放しにかかる。それについていくのは片西(駒澤大)。2人が完全に抜け出し、3位集団との差をぐんぐんと広げていく。

それ以降は2人の並走が続く。片西が前に出ればすぐに吉田が前に出る、激しいつばぜり合いに。片西の表情はやや苦しいものの走りは力強い。25.5kmあたりで片西がペースを上げ一度前に出るが、吉田が粘りの走りを見せすぐに追いつく。28km手前で、片西がまたもペースをあげるが、吉田は離されない。レースが動いたのはその500m後だった。

28.5kmあたりで片西が最後のスパートをかける。一気にペースを上げる素晴らしい切れ味。これまで粘りの走りを見せていた吉田も、ここでついに離されてしまう。2人の差がぐんぐんと広がり、片西の完全な独走体制となった。そのまま最後までペースを落とさなかった片西(駒澤大)が、30kmロードレース学生歴代2位の好タイムとなる1時間29分34秒で見事優勝を果たした。おそらく学生生活最後の大会、有終の美を飾った。2位に入った吉田(青学大)も1時間29分47秒と、昨年の同大会を制した青学大の先輩、林の優勝記録と同タイムと好走した。

最終結果

1位 片西景(駒澤大学)1:29:34

2位 田圭太(青山学院大学)1:29:47

3位 湊谷春紀(東海大学)1:30:00

4位 聞谷賢人(トヨタ紡織)1:30:04

5位 吉田亮壱(九電工)1:30:04

6位 秋山清仁(愛知製鋼)1:30:24

7位 湯澤舜(東海大学)1:30:37

8位 西澤卓弥(トーエネック)1:31:37

金栗記念熊日30キロロードレース2019の結果速報は詳細をご覧ください。

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