ワールドクラスの選手へ レアルの怪物FWが取り組んでいる”3つ”のこと

レアルのヴィニシウス  photo/Getty Images

レアル・マドリードで徐々に存在感を発揮している18歳FWヴィニシウス・ジュニオール。指揮官サンティアゴ・ソラーリも信頼しているようで、今や左ウイングのファーストチョイスと言っていい存在だ。

ただ、ヴィニシウスはまだ完成された選手ではない。これから本格的に伸びていく選手で、クラブもヴィニシウスを成長させるためのトレーニングメニューを作っているという。スペイン『as』によると、ヴィニシウスが今取り組んでいるのは主に3つのことだ。

1つはジムでのトレーニングだ。パワーをつけることを目的としており、欧州のタフなDFとシーズンを通してやり合うだけの強さを身につけることが求められている。レアルで長くエースを務めた先輩のクリスティアーノ・ロナウドを見習うのならば、筋肉量を増やすのも悪くないだろう。今のヴィニシウスはまだ線が細いイメージだ。

2つ目はフィニッシュ精度の改善だ。同メディアによればレアルはヴィニシウスのフィニッシュ精度を欠点と捉えているようで、チームトレーニング終了後に流れの中からのシュートや、セットプレイからのシュート精度向上に取り組んでいるという。ヴィニシウスの突破力はすでに証明されているが、得点力はまだまだ物足りない。レアルのようなチームでエースとなるためにはフィニッシュ精度を上げていかなければならない。

最後は試合の分析だ。トレーニングはピッチやジムだけで行われるわけではなく、リーガ・エスパニョーラのゲームを出来る限り見るようにしているという。その分析から相手の強みや弱みを把握し、今後の戦いに活かしていく。戦術眼を養う意味もあるだろう。ヴィニシウスに課せられたトレーニングはなかなかハードだ。

ヴィニシウスはまだ18歳の選手で、ここから相手も分析してくるだろう。レアルで成功するためには成長し続けるしかなく、20代に突入した時にどんな選手へ生まれ変わっているのか楽しみだ。

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