久保建英に匹敵!U-20W杯、日本と戦う末恐ろしい神童たち

先日U-20ワールドカップの組み合わせ抽選会が行われ、日本はグループステージでエクアドル、メキシコ、イタリアと対戦することになった。

メキシコ、イタリアは誰もが知るサッカー強国であり、エクアドルもU-20南米選手権で初優勝したことから「死の組」などと形容されている。

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しかしそれだけではなく、この各国には“神童”と呼べるような逸材が揃っていたことをご存知だろうか。

久保 建英(日本)

生年月日:2001年6月4日(17歳)
所属:FC東京(日本)

この世代では安部裕葵(鹿島)が「10番」を背負っているが、“神童”といえば彼を挙げないわけにはいかないだろう。

先日、今夏バルセロナへ復帰するのではないかと報道(FC東京は否定)された17歳は、今季のJ1開幕戦でリーグ3連覇を狙う川崎フロンターレ相手に17歳とは思えないプレーを連発し、周囲の度肝を抜いた。

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既にA代表入りやコパ・アメリカ出場も囁かれる状況であるが、いわゆる「黄金世代」がちょうど20年前に成し遂げた準優勝を超える大きな成功も期待したいところだろう。

レオナルド・カンパーナ(エクアドル)

生年月日:2000年7月24日(18歳)
所属クラブ:バルセロナSC(エクアドル)

ブラジルの敗退が話題となった今年のU-20南米選手権だが、それ以上に衝撃だったのはエクアドルの優勝かもしれない。その主役となったのがカンパーナだ。

「エクアドルのバルサ」として知られるバルセロナSCのユースでゴールを量産し、昨年11月にプロ契約を結んだ18歳は大会で9試合6得点と大暴れ。得点王に輝くとともに母国を初制覇へと導いた。

187cmの長身ながらスピードがあり、頭、左右両足からゴールを決められる万能ストライカーで、U-20代表を率いるアルゼンチン人のホルヘ・セリコ監督も「ゴールの天使」と褒め讃えている。

ロベルト・レヴァンドフスキ、ルイス・スアレスに憧れる彼の欧州上陸は時間の問題であろう。しかしその前にU-20ワールドカップで世界を驚かせられるだろうか。

ディエゴ・ライネス(メキシコ)

生年月日:2000年6月9日(18歳)
所属クラブ:ベティス(スペイン)

今回、紹介する選手の中で久保建英に誰よりも類似した存在が彼であろう。

クラブ・アメリカの下部組織出身で、2017年3月に16歳でプロデビューしたライネスは、左利きで魔法のようなドリブルを繰り出すことから「メキシコのメッシ」として絶賛されており、昨年には18歳にしてA代表でデビューを飾った。

今年1月、ベティスと2024年までの大型契約を結んだが、特異なポゼッション戦術を実行する同クラブで早くも地位を確立しており、ELでは初ゴールも記録している。

年齢的には久保のちょうど1歳年上となる。そんな選手が乾さえ出場機会を得られなかったチームで活躍しているのだから末恐ろしいという他ないだろう。

サンドロ・トナーリ(イタリア)

生年月日:2000年5月8日(18歳)
所属クラブ:ブレシア(イタリア)

“天才”が生まれる芸術の国で最も期待されている一人が、セリエB・ブレシアのMFトナーリだ。

イタリアは昨年のU-19欧州選手権で準優勝しU-20ワールドカップの出場権を獲得したが、トナーリはこの大会でベストイレブンに選出され、同年11月、セリエB所属&18歳にしてアッズーリに初招集された。

ブレシアに在籍、セカンドストライカーからレジスタにコンバートされたという経歴からアンドレア・ピルロと比較される逸材で、「ピルロの後継者」といわれるマルコ・ヴェラッティ(PSG)も「ちょっと僕みたい」と話すほど。

ただ本人は「自分ではそうは思わない」と否定し、現在ミランで指揮官を務める“狂犬”ガットゥーゾ監督のプレーを参考にしていたことを明かしている。

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