現在レアル・マドリードでは世界最高の左サイドバックと言われていたDFマルセロがポジションを失う波乱が起きているが、マルセロのポジションにも世代交代の波がきているのかもしれない。ブラジルにてNewマルセロと呼ばれる選手が出てきているのだ。その選手とは、パルメイラスに所属する18歳のルアン・キャンディードだ。
キャンディードは南米の選手らしくテクニックがあり、スピード豊かな攻撃的サイドバックだ。ブラジルの新たな真珠候補の1人となっているようで、チームを指揮する名将フェリペ・スコラーリからも高い評価を受けているという。パルメイラスのトップチームで結果を残し始めるのも時間の問題だろう。
伊『Calciomercato』によると、そのキャンディードにユヴェントスが関心を示しているという。もっとも興味を示しているのはユヴェントスだけではなく、バルセロナやマンチェスター・シティ、ドルトムント、リヨンといった強豪チームが動き出している。同メディアは「ユヴェントスがNewマルセロ獲りにチャレンジする」と伝えており、争奪戦は避けられない。
キャンディードは18歳ながらU-20ブラジル代表でも主力になっており、今年1月に行われた南米ユース選手権にも出場している。その高い攻撃力から左のサイドハーフを担当することも可能で、バルセロナやマンCにとっても理想的な選手と言えよう。上手く成長すれば世界トップレベルの左サイドバックになれるかもしれない。
バルセロナは同じパルメイラスに所属するU-20ブラジル代表DFビタオの獲得にも近づいており、ダブル補強を目指している。マンCの場合はガブリエウ・ジェズスを獲得したことからパルメイラスとの関係が良好と考えられており、同メディアはユヴェントスが争奪戦を制するのは簡単ではないとの見方を示している。
近年はレアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールを筆頭に若いブラジル人選手が続々と欧州へ出てきているが、Newマルセロも10代のうちに欧州へ渡るのか。ブラジルの若手争奪戦は今後も白熱しそうだ。