長崎市の景観重要建造物 二十六聖人記念館を指定 西坂教会、殉教記念碑も

 長崎市は8日、西坂町にある日本二十六聖人記念館と聖フィリッポ西坂教会、日本二十六聖人殉教記念碑を、市の景観重要建造物に指定したと発表した。
 市は景観法に基づき地域の歴史や文化、自然を反映し景観形成に寄与している建造物を景観重要建造物として指定、修繕に対し助成している。指定件数は今回の3件を含め21件となった。
 市景観推進室によると、二十六聖人記念館と西坂教会は、いずれもカトリック修道会のイエズス会が1962年に建設。それぞれ陶片やタイルによるモザイクの壁画など特徴的なデザインが施されている。二十六聖人記念碑は市が61年に建造した。
 今年11月後半に来崎予定のローマ法王フランシスコはイエズス会出身で、来崎時には西坂のこれらの施設を訪問する可能性が高いとみられる。

長崎市の景観重要建造物に指定された日本二十六聖人記念館など3件=同市西坂町(同市提供)

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