今季4冠の可能性を残すマンチェスター・シティには、運命を決める15日間の戦いが待っている。
その15日間がスタートするのは、4月9日からだ。この日はチャンピオンズリーグ準々決勝トッテナム戦1stレグが行われる予定となっており、当然ながら重要なビッグゲームだ。昨季はベスト8でリヴァプールに敗れており、2シーズン続けて同国対決に敗れるわけにはいかない。難しいゲームになるはずで、これが最初の難関だ。
それが終わると14日にクリスタル・パレスとのリーグ戦が控えている。戦力で比較すればマンCが圧倒的に上だが、昨年12月の前回対戦では2-3でマンCが敗れている。リヴァプールとの優勝争いを制するためには1つの黒星も許されず、今回のクリスタル・パレス戦も油断はできない。
その3日後にはトッテナムとのチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグだ。1stレグで大勝を収めていた場合は話が変わってくるが、おそらくは2ndレグも激しいバトルとなるはずだ。
そしてその3日後には、今度はリーグ戦でトッテナムとの対決が控えている。トッテナムと短期間のうちに3度も対戦することになり、マンCはこの3連戦を全勝するくらいの覚悟が必要だ。トッテナム指揮官マウリシオ・ポチェッティーノも3連敗は許されず、何らかの手を打ってくるだろう。指揮官対決も大きな注目だ。
最後は24日のマンチェスター・ユナイテッド戦だ。運命の15日を締めくくるにふさわしいマンチェスター・ダービーで、こちらも絶対に落とせない。マンUはオーレ・グンナー・スールシャールの下で強さを取り戻しており、どんなミラクルが起こるか分からない怖さがある。しかも会場はマンUの本拠地オールド・トラフォードだ。マンCにとってはかなり難しいゲームになるだろう。
英『Daily Mirror』は、この15日間がタイトルレースに大きな影響を及ぼすと注目しており、ここが踏ん張りどころとなる。また、マンCはFA杯もベスト8に残っている。16日に行われるスウォンジーとのゲームに勝利すれば、4月5日に準決勝が待っている。4冠獲得の可能性は残るのか、消えるのか。マンCにとってはハードなスケジュールだ。