ミラン、2000年代までの印象的な「8つのadidasユニフォーム」

世界中が注目するビッグマッチ、ミラノダービーが17日(日本時間18日未明)に行われる。

ミランは長くパートナーシップを結んできたadidasに別れを告げて、今季からPumaと契約。このサプライヤー変更は世界中のユニフォームファンを驚かせた。

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そこでPuma製ユニフォームを着る初の「ホームでのダービー」を前に、数多の素晴らしい選手が身にまとったadidas時代のロッソネリ(赤と黒)のキットから、印象的な8着を選んで振り返ってみたい。

なおミランとadidasの関係は大雑把に分けると、第1期(1978-80年)、第2期(1990-93年)、第3期(1998-2018年)となる。

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1992-93シーズン

ユニフォーム:ミラン/1992-93/adidas/ホーム

90-91シーズンから始まった第2期adidas時代最後のユニフォーム。91-92シーズンのリーグ優勝により、左胸にはスクデットワッペンが付く。スポンサー「Motta」はミラノにある食品メーカー。

1999-2000シーズン

ユニフォーム:ミラン/1999-2000/adidas/ホーム

シャツのデザインは第3期adidas最初のユニフォームとなった98-99モデルと同じだが、リーグ優勝に伴い左胸はエンブレムではなくスクデットパッチを装着。また、センテナリオ(100周年)シーズンに突入したため、左袖にはトロフィー型の100周年記念パッチが付いた。

1999-2001シーズン

ユニフォーム:ミラン/1999-2001/adidas/100周年記念

クラブ創設当時のユニフォームを再現した、クラシックな100周年記念モデル。数度に渡り復刻版が発売されるほど人気の高い一着だ。

「白地に赤十字」のエンブレムは創設当時と同じで、ミラノ市章をベースとしたデザイン。キットはセンテナリオ・シーズン(1999-2000)のみ使用と考えられていたが、実際には00-01シーズンまで時折り使われていた。

2000-02シーズン

ユニフォーム:ミラン/2000-02/adidas/ホーム

同一キットを2シーズンに渡り使用するパターンは、この00-02モデルが最後となる。全体的に黒の割合が多く、太めのストライプが存在感あるデザインだった。胸スポンサーの「OPEL」はドイツの自動車メーカー。

2002-03シーズン

ユニフォーム:ミラン/2002-03/adidas/ホーム

02-03シーズンはユヴェントスとの決勝戦を制し、9シーズンぶりにチャンピオンズリーグを優勝。キットデザインは細めのストライプが復活した。当時は襟付きが多かったミランのユニフォームにおいて、襟無しVネックは珍しい存在だったが、このパターンは以後少しずつ増えていく。

2004-05シーズン

ユニフォーム:ミラン/2004-05/adidas/ホーム

このシーズンはセリエAを2位、CLは準優勝に終わった。グラデーションを施したストライプという、斬新かつ革新的なキットデザイン。胸スポンサーに社名「OPEL」を掲出した最後のユニフォームとなった。

2006-07シーズン

ユニフォーム:ミラン/2006-07/adidas/ホーム

このシーズンはCL決勝戦でリヴァプールを破り優勝。04-05シーズンのリベンジを果たした。胸スポンサーは新たにブックメーカーの「bwin」に変わり、以後4シーズンに渡って胸にロゴを掲出した。

2008-09シーズン

ユニフォーム:ミラン/2008-09/adidas/ホーム

セリエAを3位で終えたシーズンのユニフォーム。エンブレム下には“Il club più titolato al mondo(世界一タイトルが多いクラブ)”をレタリングする。首周りは当時のミランでは珍しいラウンドネックを採用。赤と黒の色のバランスも良く、シンプルでカッコいい一着だった。

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