ロイヤルズ・ソレアー レギュラーポジションをゲット

メジャー6年目、ロイヤルズ3年目のシーズンを迎える27歳のホルヘ・ソレアーがレギュラーポジションを手中に収めたようだ。ロイヤルズのネッド・ヨスト監督は「彼は毎日どこかのポジションで出場することになると思うよ」と語り、今季ソレアーを不動のレギュラーとして右翼手ないし指名打者で起用することを明言。プロ入り当初からスラッガーとして期待されながらも伸び悩みが続いていたソレアーは、オープン戦で打率.310、4本塁打、OPS1.086と結果を残し、指揮官の信頼を得ることに成功した。

ロイヤルズの外野陣は、左翼のアレックス・ゴードンと中堅のビリー・ハミルトンがレギュラー当確。右翼はソレアー、ブライアン・グッドウィン、ブレット・フィリップス、ホルヘ・ボニファシオらによるレギュラー争いとなっている。ヨストは複数の選手を併用する可能性を含め、まだ右翼のレギュラーを決めていないことを明らかにしたが、レギュラーシーズン開幕までに正右翼手を指名する可能性があることを示唆。ヨストはソレアーの守備力向上を評価しており、ソレアーが正右翼手の座に収まれば、ヨストが外野手起用に頭を悩ませることはなくなりそうだ。

「彼はこの2年間で守備面において大きく成長した。彼がロイヤルズに加入したとき、彼は平均を下回る右翼手だった。しかし、平均レベルの右翼手になるために、一生懸命練習を続けてきた」とヨスト。「去年は残念ながら足の故障でシーズンを終えてしまったけれど、彼がフルシーズン出場したときにどのような成績を残すか楽しみだよ」とソレアーへの期待を口にした。

昨季のソレアーは61試合の出場に終わったものの、そのなかで打率.265、18二塁打、9本塁打、OPS.820をマーク。フル出場すれば40二塁打、25本塁打前後の数字は十分に期待できる。攻守の要であるサルバドール・ペレスをトミー・ジョン手術で失ったロイヤルズだが、打撃面での穴は、成長を続けるソレアーが埋めてくれそうだ。

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