合併新銀行「十八親和」正式発表 「J」「S」のシンボルマーク

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 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)などは19日、十八銀行(長崎市)とFFG傘下の親和銀行(佐世保市)が2020年10月に合併し発足する予定の新銀行について、「十八親和銀行」と命名すると正式発表した。十八と親和の英語表記の頭文字「J」「S」を組み合わせた薄紅紫色のシンボルマークも公表。長崎市に本店、佐世保市に佐世保本部・佐世保営業部をそれぞれ置く。
 シンボルマークは県民鳥のオシドリ2羽が寄り添う構図でもあり、愛情の細やかさや豊かさをイメージ。地域に密着した親しみのある銀行と未来へ羽ばたく姿を表現した。薄紅紫色は県の花、ウンゼンツツジ(ミヤマキリシマ)から採用。親しみやすさと調和を表す。
 親和銀を登記上の存続会社とし、合併後の21年1月4日に、決済や預金など主要業務をつかさどる基幹システムを親和銀に統合する予定。
 新銀行の本店は、長崎市銅座町の十八銀本店所在地とする。佐世保市島瀬町の親和銀本店は「県北地区のフラッグシップ」として新銀行の佐世保本部と佐世保営業部を設置する。
 4月1日の十八銀とFFGの経営統合後に早期着手する事業も公表した。中小企業のIT導入やデジタル化に対するサポートを県内で先行して開始。長崎大にアントレプレナーシップ(起業家精神)センターを開設し、大学院生向けにベンチャー支援を行う。地域資源の発掘や企画、販売を一貫して担う地域総合商社の事業化も検討する。
 19日の記者会見で柴戸隆成FFG代表取締役社長は、公正取引委員会が統合を承認する条件とした他の金融機関への借り換え(債権譲渡)について「9割以上終わり、めどが立った」と述べた。
 4月1日付の人事異動では、FFGの谷正明代表取締役会長が取締役に退き、柴戸氏が会長も兼務。十八銀の森拓二郎取締役代表執行役頭取がFFG執行役員兼十八銀行取締役頭取となる。森氏は6月のFFG株主総会を経てFFG取締役にも就任する予定。

新銀行のシンボルマークの前で握手を交わす(右から)森拓二郎十八銀行頭取、柴戸隆成FFG社長、吉澤俊介親和銀行頭取=福岡市、FFG本社