ダイヤモンドバックス・スーザJr. 左膝の大ケガで今季終了

日本時間3月27日、ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は強打の外野手、スティーブン・スーザJr.が左膝の手術を受け、今季終了となることを明らかにした。スーザJr.は、日本時間3月26日に行われたホワイトソックスとの練習試合で、ホームプレートを踏んだ際に転倒して負傷。自力では歩けず、2人のトレーナーに抱えられながらグラウンドを後にしていた。左膝は、前十字靭帯と外側側副靭帯が断裂し、後十字靱帯も部分断裂する重傷。昨季も故障の影響により72試合にしか出場できなかったスーザJr.だが、今季は全休が確実となった。

2017年にレイズで30本塁打を放ち、J.D.マルティネス(レッドソックス)が抜けた穴を埋める存在として期待されたスーザJr.だったが、昨季は72試合の出場にとどまり、打率.220、5本塁打、29打点、OPS.678という不本意なシーズンに。復活をかけるシーズンとなるはずだった今季は、オープン戦で打率.213、2本塁打、5打点、OPS.677と低調なパフォーマンスに終始していたものの、右翼のレギュラーが予定されていた。しかし、今回の大ケガにより、誰もが想定していなかった早さでシーズンを終えることになってしまった。

幸いなことに、ダイヤモンドバックスは外野の準レギュラーとしてアダム・ジョーンズと契約しており、内野と外野を兼任する予定だったケテル・マーテイを正中堅手、ジョーンズを正右翼手に据えることでスーザJr.の穴を埋めることはできる。内野の控えとしてイルデマーロ・バルガスのロースター入りが濃厚となっており、マーテイは外野に専念することになりそうだ。また、外野3ポジションのバックアップ役として、マット・シーザーをロースター入りさせることも考えられる。ダイヤモンドバックスとしては、ジョーンズを獲得していたことにより、スーザJr.離脱のダメージは最小限に食い止めることができそうだ。

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