FA市場に残るカイケルとキンブレルに複数球団が関心を示す

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メジャーリーグの2019年シーズンは、日本時間3月29日にアメリカ本土での開幕を迎え、各球団が開幕カードの戦いを終えて2カード目に突入。そんななか、フリーエージェント市場には、まだダラス・カイケルとクレイグ・キンブレルという大物選手が残っている。ジ・アスレチックのケン・ローゼンタールとデニス・リンが報じたところによると、両投手には複数の球団が関心を示しているようだ。

オフシーズンにトレバー・バウアー(インディアンス)やマーカス・ストローマン(ブルージェイズ)の獲得を検討していたパドレスは、カイケルの動向を追っているという。ただし、現時点で契約交渉が進展している様子はなく、パドレスは代理人のスコット・ボラスの希望額に応じるつもりはないようだ。また、メッツとブリュワーズもカイケル獲得に興味を示している。しかし、メッツは先発ローテーション5人がしっかり固まっており、ブリュワーズはコリー・クネーベルのトミー・ジョン手術によりブルペンの補強が急務となっているため、カイケル獲得に向けて積極的に動く可能性は低い。さらに、フィリーズもカイケル獲得の可能性が取り沙汰されているチームの1つだが、短期契約を希望するフィリーズと長期契約を望むカイケル側との間には、契約条件に関して大きな乖離があるようだ。

キンブレルについても似たような状況である。クネーベルが今季絶望となり、ジェレミー・ジェフレスも右肩痛で故障者リスト入りしているブリュワーズが、キンブレル獲得の大本命に挙げられているものの、ブリュワーズの関係者は簡単にキンブレル獲得が実現するとは考えていない。メッツとレイズもキンブレル獲得に興味を示しているが、現時点では慌ててブルペン補強に動く必要はないのが実情だ。ブレーブス、ナショナルズ、フィリーズといったナ・リーグ東部地区の球団と契約すると予想する声もあるが、フィリーズはカイケル同様、短期契約を希望しており、キンブレル側の希望とマッチしない。

契約後すぐチームに合流できるよう、実戦形式でのトレーニングを続けているカイケルとキンブレル。しかし、再びメジャーの舞台に立つためには、希望条件を引き下げ、ある程度妥協する必要があるのかもしれない。今後の動向に注目したい。