ヤンキースに故障者続出 スタントンとアンドゥハーが戦線離脱

充実の戦力を擁し、昨季の王者・レッドソックスとの熾烈な地区優勝争いを繰り広げることが予想されているヤンキースに故障者が続出している。すでにエース右腕のルイス・セベリーノ、セットアッパーのデリン・ベタンセス、正中堅手のアーロン・ヒックスなどが故障者リスト入りしているが、日本時間4月2日には主砲のジャンカルロ・スタントンと、昨季大谷翔平(エンゼルス)と新人王を争ったミゲル・アンドゥハーが故障者リスト入り。40人枠のうち9人が故障者リスト入りという緊急事態となっている。

スタントンは左上腕二頭筋を痛めて故障者リストに登録された。日本時間4月1日に行われたオリオールズ戦で故障したことをスタントン本人が明らかにしているが、程度は軽く、アーロン・ブーン監督は今月中に戦列復帰できると見込んでいる。スタントンの戦線離脱に伴いAAA級からクリント・フレイジャーが昇格しており、スタントン不在の間、レギュラーとして出場する見込みとなっている。

アンドゥハーも同じく日本時間4月1日のオリオールズ戦で負傷。右肩を痛め、関節唇に小さな損傷が見られるという。まずは治療を行い、早期復帰の可能性を探る方針だが、手術を受けることになった場合は、その時点でシーズン終了となる可能性が高い。なお、アンドゥハーの戦線離脱に伴いAAA級からタイラー・ウェイドが昇格。ブーンは空いた三塁にDJレメイヒューをレギュラー起用する方針を明らかにしている。

ヤンキースは現時点でスタントンとアンドゥハーのほか、ベタンセス、ベン・ヘラー、ジョーダン・モンゴメリー、セベリーノ、ディディ・グレゴリアス、ジャコビー・エルズベリー、ヒックスと合計9人が故障者リスト入り。先発左腕のCCサバシアも、5試合の出場停止期間を終えたあと、故障者リストに登録される予定となっている。故障者リストに10人が登録されるのは、もちろん現時点でメジャー最多。開幕早々、ヤンキースが厳しい状況のなかでの戦いを強いられている。

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