何とテーマは日本!サプリサが「世界第3位」記念ユニフォームを発表

コスタリカの強豪デポルティーボ・サプリサが3日、2019年のサードユニフォームを発表した。そのデザインテーマが何と「日本」ということで注目を集めている。

これは日本で開催された2005年のFIFAクラブワールドカップで、サウジアラビアのアル・イテハドを破り「世界第3位」となったことを記念したもの。随所に日本語や日の丸をあしらったデザインに仕上がっている。

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Deportivo Saprissa 2019 Kappa Third

クラブカラーのパープルで彩った日の丸をバックに、日本語で「世界第3位」の文字が強烈なビジュアル!

2005年のクラブW杯は準決勝でリヴァプールに敗れたが、3位決定戦ではアル・イテハドに3-2で勝利。大会常連のメキシコ勢以外では、北中米カリブ代表で唯一の3位を経験している。この事実は、この様なユニフォームを作ってしまうほどに重いということだろう。

キットスポンサーは中央のカエルが目に付いてしまうが(kölbiはコスタリカの通信事業者)、左鎖骨には「TOYOTA」のスポンサーロゴが付く。日本にインスパイアされたデザインに日本企業のロゴで、何とも不思議な感じがする。

首元の内側には「規律、誠実、優秀、情熱、団結」の日本語と、その下にスペイン語をプリント。驚くのは日本語(漢字)の正確さで、怪しい文字が一つもない。

背面の首元には日の丸と「世界第3位」をプリント。

シャツ全体にも「世界第3位」の文字を、モノグラムのようにプリントする。

さらに驚くのは、この幾何学的な文様だ。これは「麻の葉文様」という鎌倉時代から伝わる日本古来の文様。あの『箱根の寄木細工』にも使われている柄だ。もちろんサプリサはこれが日本の伝統文様と認識した上で、今回のデザインに取り入れている。

シャツの裾にはメダルをプリント。デザインは3位入賞で受け取った実物のメダルに近いようだ。

この大変興味深いユニフォームは1万着の限定販売で、シャツの左袖には番号のタグを取り付ける。

現地では4日から販売開始となるが、サプリサには公式オンラインショップが無いので、日本からの購入はかなりハードルが高そう。

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