香川真司を期限付きで獲得した、トルコの強豪ベシクタシュ。
1903年に誕生した国内最古の歴史を持つこのクラブは、以前からユニフォームのデザインに定評があり、これまで幾つもの優れたキットが登場した。
ここでは、かつて好評を博したベシクタシュのユニフォームをご紹介したい。
2003-04シーズン
ユニフォーム:ベシクタシュ/2003-04/Puma/ホーム
このシーズンのリーグは3位でフィニッシュ。胸スポンサーの「BEKO」はトルコの家電メーカーで、現在は「beko」と表記。18-19シーズンは背中スポンサーを務めている。このシャツは前面の楕円形のパイピングが、ユヴェントスの02-03モデルにどことなく似ていた。
画像の選手はイルハン・マンスズ。ヴィッセル神戸のサポーターは、恐らく2度とその名を聞きたくはないだろう。ちなみに現在は、ベシクタシュのトップチームでアシスタントコーチを務めている。
2005-06シーズン
ユニフォーム:ベシクタシュ/2005-06/Umbro/ホーム
リーグを3位で終えた05-06シーズンのキット。サプライヤーは04-05モデルからUmbroに変更となった。胸スポンサー「Cola Turka(コーラ・タルカ)」はコーラ飲料で、トルコ版コカ・コーラと言ったところ。
ボディのシンプルなストライプに対し、スリーブはグラデーションカラーというデザインが印象的だった。
2009-10シーズン
ユニフォーム:ベシクタシュ/2009-10/adidas/サード
キットサプライヤーがadidasに変わった最初のシーズン。アーガイル柄という衝撃的なデザインを投入したサードキットは、レプリカユニフォームがマニアに大人気だった。このシーズンはリーグを4位でフィニッシュ。
クラブは04-05シーズンから、チームの愛称でもある黒鷲を描いたエンブレムを使用。だが09-10シーズンはこのサードキットのみ付けられ、翌シーズンからは完全に使われなくなった。
2011-12シーズン
ユニフォーム:ベシクタシュ/2011-12/adidas/ホーム
リーグを4位で終えたシーズンのユニフォーム。胸スポンサーは新たに「TOYOTA」が務めることに。ホームキットはシンプルながら、ベシクタシュらしいデザインだった。
胸にはチームの愛称でもある黒鷲のエンボスプリントをあしらう(実際には白鷲状態だが)。
2011-12シーズン
ユニフォーム:ベシクタシュ/2011-12/adidas/アウェイ
11-12シーズンのアウェイキットは、ベシクタシュでは珍しいピンストライプ柄を採用。歴代屈指のスタイリッシュなデザインが登場した。
全身ブラックのコーディネートで戦ったヨーロッパリーグは、ベスト16入りを果たしている。
2013-14シーズン
ユニフォーム:ベシクタシュ/2013-14/adidas/ホーム
このシーズンはリーグを3位で終了。ホームキットのデザインはホワイト/ブラックのストライプが戻ってきた。
13-14シーズンはクラブ創設110周年記念だったこともあり、エンブレムにはトルコ語で「110 yıl(110年)」を加えた特別デザインが使われた。