長崎県議選7日投票 9選挙区37議席巡り53人激戦

 統一地方選第1ラウンドの長崎県議選は7日、無投票だった7選挙区を除く9選挙区で投票が行われ、即日開票される。県議会で3分の2近くを占める自民が勢力を維持・拡大するか、野党分裂を経て初の統一地方選となった立憲民主、国民民主や他の政党が地方で党勢を拡大できるかなどが焦点。投票時間は一部地域を除き、7日午前7時~午後8時。
 今回は、16選挙区(定数46)に62人が立候補。雲仙市、南島原市(各定数2)、平戸市、壱岐市、西海市、東彼杵郡、南松浦郡(各定数1)の7選挙区で計9人が無投票当選した。夏の参院選の前哨戦にも位置付けられ、残る9選挙区の37議席を巡り、53人が最終盤の追い込みを図っている。
 9選挙区を見ると、最多の17人が争う長崎市(定数14)は当落線上に4、5人がひしめき合っているとみられる。11人が出馬した佐世保市・北松浦郡(同9)も票の奪い合いが過熱。諫早市(同4)は6人で争う。対馬市(同1)は4人で1議席を争う激しい戦い。5人が立候補した大村市(同3)も保守票争奪などで乱戦模様だ。
 島原市、西彼杵郡(各定数2)は三つどもえの戦い。五島市、松浦市(各定数1)は激しい一騎打ちを演じている。
 県選管は5日、長崎市中心部で啓発活動をし、投票日を知らせるマスクなどを配って有権者に投票を呼び掛けた。

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