ウナイ・エメリ新体制のもとでトップ4入りを目指すアーセナル。
ここでは、『sportskeeda』による「今夏ガナーズが獲得を狙うべき若手センターバック」を見てみよう。
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ニコラ・ミレンコヴィッチ(フィオレンティーナ/21歳)
2017年からセリエAでプレーするこのセルビア人DFはフィオレンティーナで素晴らしい成長を遂げ、エリートクラブから関心を寄せられている。セルビアの偉人ネマニャ・ヴィディッチと比較されるまでになった。
謙虚さと落ち着きを持ち、メンタル的に成熟しているミレンコヴィッチはセンターバックだけでなく右サイドバックでもプレー可能。アーセナルとエメリ監督にとって大きな利益になるだろう。
195cmと屈強ながら、機動力とスピードも兼備。1vs1で見せるように判断力にも長けている。そして、長い脚でボールを刈る。素晴らしいのは、正しい時に正しい位置にいる卓越したポジショニングだ。
ただ、アトレティコ・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドも獲得を狙っており、昨夏にはユナイテッドが提示した5000万ポンド(72億円)のオファーが拒否されたとも。
イブラヒマ・コナテ(RBライプツィヒ/19歳)
2017年にソショーからやってきた長身のフランス人DF。主将ヴィリ・オルバンの怪我によって、ライプツィヒでのチャンスが巡ってきた。
生まれ持った驚異的な才能と優れたスキルセットを融合させたことで、瞬く間に最終ラインになくてはならない主軸へと成長。
まさにモダンなディフェンダーを体現するような選手だ。長身であることから攻守におけるディフェルに強く、素晴らしいドリブルスキルと鋭く美しいパスまで兼ね備える。
アーセナルの最終ラインにもハマるはずだ。完全に新たな次元をチームにもたらす存在だが、ライプツィヒが簡単に手放すことはありえないだろう。
ルーベン・ディアス(ベンフィカ/21歳)
ボールプレーに長けたCBが尊敬され、不可欠な存在と評価される時代にあって、粘り強さや有効性はやや軽視されつつある。
ルーベン・ディアスはオールドスクールなCBではあるが、ビルドアップ能力がないわけではない。むしろ、この若者がアタッカーたちに正確なパスを届け、ボールの持ち上がりで攻撃の起点になることは少なくない。
ピッチ上での本物のリーダーでもある彼はベンフィカが生み出した最新傑作だ。時に傲慢で時に判断力に欠ける点が批判されるが、まだ21歳と若く、これから成熟するだろう。
エメリ監督がソリッドなチームを構築するうえで助けになるはずの存在だが、争奪レースは熾烈を極めそうだ。