壱岐に離島留学の小中学生10人歓迎 壱岐高にも12人

記念写真に納まる市いきっこ留学生ら=壱岐の島ホール

 長崎県壱岐市が昨年から始めた小中学生向けの離島留学制度「市いきっこ留学生」の入市式が8日、郷ノ浦町の壱岐の島ホールであり、壱岐市関係者らが10人を歓迎した。

 白川博一市長は「不安な気持ちもあると思うが、里親や地域の方が見守ってくれる。安心して生活してほしい」とあいさつ。平戸市から壱岐市立石田小に留学する4年、木下怜南(れいな)さん(9)は「畑で野菜を作りたい」。市立石田中へ通う兄の智貴(ともき)さん(12)は「友達をたくさんつくり、充実した学校生活を送りたい」と話した。

 この日は、長崎県立壱岐高の東アジア歴史・中国語コースに入学する離島留学生12人の入市式もあった。長崎市から来た竹川柊(しゅう)さん(15)=1年=は「全国でも中国語を集中的に学べる高校は少ないと聞いた。しっかり学んで将来に生かしたい」と決意を述べた。

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