10日、マンチェスター・ユナイテッドはホームで迎えたバルセロナとのチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグを0-1で落としてしまった。何度かマンUにもチャンスはあったのだが、正確なフィニッシュへと繋げることができなかった。中でもサポーターが批判したのは、右のウイングバックとして先発したアシュリー・ヤングである。
ヤングは右サイドを積極的に上下動し、英『METRO』の集計では計11本のクロスを蹴っている。ただ、このクロスが全く味方に合わない。対面するDFにぶつけてしまうこともあれば、長すぎてそのままゴールラインを割ることもあった。前線に高さのあるロメル・ルカクがいただけに、クロスの精度さえ高ければペナルティエリアで混乱を起こせたかもしれない。
データではヤングが蹴った11本のクロスのうち、味方に合ったのは0本。パス成功率は73%に留まり、ポゼッションロストは30回を記録している。これではサポーターから批判を浴びても仕方がないだろう。
「クラブはヤングを今季終了後に売却する必要がある。彼は終わった」
「彼は冗談抜きにクロスを蹴ることができない」
「酷いパフォーマンスだ」
この試合においてヤングのクロスが精度を欠いていたのは間違いない。今夏にはクリスタル・パレスDFアーロン・ワン・ビサカを狙うといった話題も出ているが、33歳のヤングと別れる時なのだろうか。