今夏の移籍市場における目玉となることが確実なアヤックスのDFマタイス・デ・リフト。連日、欧州各メディアによって彼の移籍先予想が展開されているが、先日サッカー界からの引退を表明したルイ・ファン・ハール氏もこの話題は気になっているようだ。
英『Daily Mirror』によると、ファン・ハール氏はおすすめの移籍先として3つのクラブをデ・リフトに提案している。
「ユヴェントスにデ・リフトかい？ 私はデ・リフトならどこでもやっていけると思うよ。イタリアはディフェンスに長けた国なので、彼はそこで成長することができる。バルセロナに行くチャンスもあるね。これらのクラブのセンターバックはあまり良いとはいえないので、彼はそこでプレイするだろう。そうでなければマンチェスター・シティに行くよ。シティのセンターバックもそれほど素晴らしいとは思わない。だからそこでプレイする可能性もあるよ」
興味深いのは自身が監督を務めたマンチェスター・ユナイテッドを候補から外していることだ。英『The Sun』はこの発言でマンUサポーターが激怒するのではないかと懸念している。
ユナイテッドもセンターバックの補強が急務とされているが、今回ファン・ハール氏がデ・リフトにおすすめしたクラブはいずれも現在所属リーグにおいて優勝の可能性がある。彼の真意はわからないが、オランダの同胞にできるだけはやく欧州4大リーグのタイトルを獲得してほしい気持ちがあるのかもしれない。
最終的にどのクラブへ移籍するのか決めるのはデ・リフト本人だが、長きにわたってサッカー界に身を置いた母国の名将の意見は1つの判断材料として決断の手助けとなることだろう。
