新幹線長崎ルート「整備拒否」 中村知事「真意 測りかねる」

 九州新幹線長崎ルートの与党検討委員会で26日、佐賀県の山口祥義知事が未着工区間の新鳥栖-武雄温泉の整備方式を巡り「新幹線整備を求めていない」と述べたことについて、中村法道知事は県庁で記者団に「真意を測りかねる。機会があれば確認して、今後の方策を検討したい」と述べた。
 両知事は今年1月の会談で、整備方式が決まっていない同区間について、現在の膠着(こうちゃく)状態の原因はフリーゲージトレイン(軌間可変電車)の開発断念にあるとして、国に整備方策の提示を求めることでは一致していた。
 山口知事の発言について中村知事は「詳細な情報がなく、気持ちも聞いていないので具体的なことは申し上げにくい」とした。

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