「育成のトッテナム」下部組織の出身者、今5大リーグでプレーする15名

『Planet Football』は、「トッテナム・ホットスパーの下部組織を卒業し、今5大リーグでプレーしている15名」という記事を掲載した。

アンドロス・タウンゼント(クリスタル・パレス)

8歳のときにトッテナムの下部組織へ入団したタウンゼントは、15歳で一度放出されたものの、彼を退団させたコーチがクラブを離れるとともに呼び戻されたという経歴を持つ。

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トップチームに上がってからも数々のクラブにローン移籍した経験を持っており、現在はクリスタル・パレスに所属。ときにとんでもないプレーを見せて観客の度肝を抜いている。

チャーリー・ダニエルズ(ボーンマス)

2005年にトッテナムと初めてのプロ契約を結んだダニエルズは、トップチームでわずか1試合の出場に終わった。その後レイトン・オリエントでのプレーで成功を収め、ボーンマスでプレミアリーグに再挑戦している。

アダム・スミス(ボーンマス)

ボーンマスにはもうひとりトッテナム出身者がいる。サイドバックでプレーするスミスだ。トッテナムでは数試合だけしか使われずに7つのクラブをローンで渡り歩いた。2014年にボーンマスと契約している。

ナビル・ベンタレブ(シャルケ04)

マウリシオ・ポチェッティーノ監督がトッテナムにやってきて1年目、ボランチのレギュラーを務めたベンタレブであるが、その後ベンチに降格しドイツ・ブンデスリーガのシャルケ04へと移籍していった。

その理由は怪我で、回復したのに使われないということでポチェッティーノとはかなり激しく衝突したという。後のインタビューで「僕は間違いを犯したが、それから学んでいる。今トッテナムにいたら、同じことはしないだろう」と振り返っている。

アレックス・プリチャード(ハダーズフィールド・タウン)

ウェストハムのアカデミーから2009年にトッテナムへと移ってきたプリチャード。トップに昇格後は2試合の出場となり、4クラブへのローンを経験した後ノリッジ・シティに放出された。昨年からハダーズフィールドに加入し、レギュラーを務める。

ライアン・フレデリックス(ウェストハム)

イングランドU-19代表の経験を持つ26歳のDFフレデリックスは、トッテナムでは5シーズンで1回も出場することが出来ず、3クラブへのローンを経て退団。2015年から所属したフラムでプレミアリーグ昇格に貢献し、今季からウェストハムでプレーしている。

リース・オックスフォード(アウクスブルク)

ウェストハムで若くしてデビューし話題を集めたことで知られる元天才MFであるが、元々はトッテナムアカデミー出身。13歳のときに移籍をした経験がある。

また、彼はアーセナルの熱心なサポーターであったことでも知られており、なんともロンドンっ子らしいパッチワークだ。『僕はしばらくトッテナムにいたが、彼らは僕を望んでいなかったし、最善の選択肢だったウェストハムへの移籍を決めた。当時はストライカーだったんだけどね』と、奇しくもアーセナル戦でデビューした彼は語っていた。

キーナン・ベネッツ(ボルシアMG)

ドイツにチャンスを求めて渡っていったイングランドの若手選手の一人だ。今季トップチームでのプレーを希望してボルシアMGに移籍したが、まだBチームでしかプレーしていない。

「イギリスに住んでいれば目標はプレミアリーグになるものだが、僕はそれよりプロ選手になりたいと思っていた。そのチャンスがあれば手にしなければならない」とインタビューで話していたが、ドイツでは怪我に苦しめられているからだ。

デイヴィッド・バトン(ブライトン)

2008年にトップチームに昇格したバトン。2012年まで所属していたが、その間に13回ものローン移籍を経験している。退団後はチャールトン、ブレントフォード、フラムでプレーし、現在はブライトンのサブキーパー。

ミロシュ・ヴェリコヴィッチ(ヴェルダー・ブレーメン)

バーゼルから15歳でトッテナムに来たヴェリコヴィッチは、トップチームで3回出場経験がある。契約更新を打診されたが2016年にブレーメンへ移籍し、ドイツに新天地を求めた。大迫勇也の同僚となっている。

ジョイ・ムケナ(ワトフォード)

19歳のディフェンダーは、2017年にトッテナムからワトフォードへと移籍していった。しかしまだトップチームでの出番はなく、ベンチに入ったのみとなっている。

イスマイル・アザウィ(ヴォルフスブルク)

アンデルレヒトから2014年にトッテナムへやってきたモロッコ系ベルギー人のウインガー。イングランドに馴染めず1年でヴォルフスブルクへと移籍し、ドイツでプロデビューした。残念ながら継続的な膝の怪我に悩まされており、未だ才能を発揮できていない。

ユーリ・ベルチチェ(アスレティック・ビルバオ)

レアル・ソシエダとアスレティック・ビルバオの下部組織で育ったバスク人DFのユーリ・ベルチチェ。2007年にトッテナムの下部組織に加入し、イングランドでプロデビューしたという経歴を持っている。

ただ1試合のみの出場に終わり、チェルトナムへのローンも経験。スペインに戻ることを決め、下部リーグから再び這い上がってきた。昨季はPSGへのステップアップを果たすも、今季は再びバスク地方に戻っている。

ウィリアン・トロースト=エコング(ウディネーゼ)

オランダ生まれのナイジェリア代表DFとして知られる。フラムとトッテナムのアカデミーで育成されたが、フローニンゲンに移籍してからプロデビューしている。

ベルギーのヘントではあまり出場できず、ノルウェーのハウゲスンに貸し出されてから評価を高め、トルコでも活躍。昨年ウディネーゼへと移籍し、セリエAでもそこそこのプレーを見せている。

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ピーター・クラウチ(バーンリー)

ロボットダンスで一躍時の人となったクラウチもトッテナムのアカデミー出身者。トップチームでは出場機会を得られず、2000年にQPRへと去っていった。

その後はポーツマスやサウサンプトン、リヴァプールなどでプレーし、2009年にはトッテナムに復帰している。38歳の今も現役で、今年に入ってバーンリーに加入している。

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