10連休から日常へ 長崎県内Uターンピーク

古里から帰るUターン客でにぎわう長崎港ターミナル=長崎市元船町

 改元に伴う大型連休も残り1日。長崎県内の交通機関は5日、古里や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュがピークを迎えた。
 JR九州によると、5日は長崎発博多行き特急かもめの自由席乗車率が一時140%、佐世保発博多行き特急みどりは130%になるなど混み合った。上りのピークは3~5日。
 九州商船の五島発長崎行きジェットフォイルも5日は終日ほぼ満席。離島から本土へ向かう便は、5月に入って連日満席に近い状態が続くなど、今年は10連休の影響で移動時期が分散したとみられる。
 長崎市元船町の長崎港ターミナルは、船が到着するたび大きな荷物を持った家族連れであふれた。長崎市昭和2丁目の主婦、橋本香奈美さん(38)は子ども3人を連れて新上五島町に帰省。「休みが長かったので遠方に住む家族も実家に戻ってきて、みんなでのんびり過ごすことができた」と笑顔で話した。

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