北日本中心に高温 沖縄・奄美は雨が少ない予想 1か月予報

1か月予報(5月18日~6月17日の平均気温) 出典=気象庁ホームページ

気象庁は16日、向こう1か月(5/18~6/17)の天候の見通しを発表した。全国的に気温が高く、特に北日本は5月いっぱい気温が平年よりかなり高くなりそうだ。

1か月予報(5月18日~6月17日の降水量) 出典=気象庁ホームページ

 北日本と東日本日本海側では、平年に比べて晴れの日が多い予想となっている。沖縄・奄美は梅雨前線や低気圧の影響を受けにくく、向こう1か月の降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多い見込み。

高温に関する異常天候早期警戒情報が発表されているエリア。

 週ごとの予報によると、1週目(5/18~24)は全国的に高温傾向が見込まれる。特に、北海道は21日(火)頃から、東北は23日(木)頃からの1週間ほどは、気温がかなり高くなるとして、気象庁は、北海道と東北に「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。なお、西日本の太平洋側は、南風の影響を受けるため、一度で降る雨の量が多くなる可能性がある。

1か月予報(5月18日~6月17日の日照時間) 出典=気象庁ホームページ

 2週目(5/25~5/31)は、北日本と東日本の日本海側は高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多い見込み。沖縄・奄美も前線や湿った空気を受けにくい予想で、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。3~4週目(6/1~6/14)は、梅雨前線が平年と同様、日本の南に位置すると予想されている。このため、全国的に平年並みの天候となるが、気温は引き続き高温傾向が見込まれている。

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