間違い恐れず「ハロー!」 中学生が留学生と交流

英語のみの出国審査を体験する生徒=諫早市、長崎ウエスレヤン大

 長崎県諫早市内の中学生が英語に親しむ「イングリッシュキャンプ」(市教委主催)が18日、同市西栄田町の長崎ウエスレヤン大であった。同大では留学生が自国の料理や音楽などを披露する国際交流イベントが開かれており、中学生30人は英会話を楽しみながら異文化に触れた。
 キャンプでは説明なども全て英語を使う。生徒は10グループに分かれ、タイやブータンなどからの留学生に自己紹介。持参した写真などを見せながら、家族構成や好きな歌手などを伝えた。
 その後、市内の外国語指導助手(ALT)が空港職員や客室乗務員、医師に扮(ふん)し、中学生は保安検査や出国審査、病院診察などの海外旅行を疑似体験した。飛行機内の食事を想定した会話では、好きなメニューを選び、大学に出店したグリーンカレーやロコモコなどの料理と交換できるクーポンを受け取った。
 市立長田中3年の野口浩暉(こうき)さん(14)は「間違いを恐れず積極的に話せば、思いが伝わることを学べた。実際に海外旅行もしてみたい」と話した。

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