ヴァンサン・コンパニの退団が決まったマンチェスター・シティ。2008年の加入以降、360試合に出場してきた彼の後釜は一体誰になるのか。
また、ジョン・ストーンズとエメリク・ラポルトのコンビは盤石だが、ニコラス・オタメンディも退団する可能性がある。
ここでは、『Daily Star』や『90min』などを参考にして、補強ターゲットたちを調べてみた。
ハリー・マグワイア
レスター、26歳、イングランド代表、市場価値4500万ユーロ(55億円)
この大型センターバックは成長を続けており、エティハドでのシティ戦でも素晴らしいパフォーマンスを見せた。
ペップのフットボールには欠かせないボールプレーに長けたディフェンダーでもある。パスレンジも武器のひとつだ。
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ただ、イングランド屈指の守備者になった彼には宿敵ユナイテッドも興味を示している。
マタイス・デ・リフト
アヤックス、19歳、オランダ代表、市場価値7000万ユーロ(85億円)
センターバックとして、今最も人気な選手だろう。
守備者として必要な全てを兼ね備えており、19歳でキャプテンを任されるなど、メンタル面も申し分ない。
移籍先としてはバルセロナが筆頭候補だったが、ミーノ・ライオラ代理人への職務停止処分で状況は混沌としてきた。
長期的なソリューションとしては間違いなくベストだ。今季のDF市場は全て彼の動向次第にも思えるが…。
サミュエル・ウンティティ
バルセロナ、25歳、フランス代表、市場価値7000万ユーロ(85億円)
もしバルサがデ・リフトを獲得した場合、放出候補となるのが彼だ。
今季は怪我もあったが、クレマン・ラングレの台頭で存在感が希薄になりつつある。とはいえ、欧州で最も高く評価されているCBのひとりであることに変わりはない。
頑強なフィジカルを持つディフェンダーではないが、頭脳的な守備と柔らかな足元を持ち、ペップのスタイルに合致するはず。同じレフティであるエメリク・ラポルトとやや被るが…。
ラファエル・ヴァラヌ
レアル・マドリー、26歳、フランス代表、市場価値8000万ユーロ(98億円)
ウンティティとともにレ・ブルーのW杯優勝に貢献したヴァラヌ。
2011年に加入したレアルでも主軸として活躍を続けてきた。ただ、チームは一時代の終わりを迎えており、本人は移籍を希望しているという噂も。
長年ユナイテッドが獲得を狙っているとされてきたが、シティにとってはウンティティよりもありえる代役候補かもしれない。
DFとして最高クラスの俊足を持つなどよりフィジカルに優れ、右利きであるためだ。ただ、レアルから引き抜くには巨額の投資が必要になるだろう。
トビー・アルデルヴァイレルト
トッテナム、30歳、ベルギー代表、4000万ユーロ(49億円)
アヤックス育ちでコンパニの同胞であるアルデルヴァイレルト。強烈な守備とロングレンジのパスを操る。
年齢的に長期的なソリューションにはならない。ただ、契約が残り1年となっているため、2500万ポンド(35億円)ほどで獲得可能とされている。
近年の移籍金高騰を考えればバーゲンであり、彼はプレミアリーグでもトップクラスのDFだ。ペップのプランからはやや外れる人材かもしれないが…。