ハンドボール 男子 瓊浦と日大がリード 女子 清峰、佐世保西が軸 第71回長崎県高校総合体育大会展望

県春季選手権女子決勝で競り合った清峰と佐世保西=佐世保市東部スポーツ広場体育館

 男子14、女子12校によるトーナメント。それぞれ優勝校がインターハイに出場する。(6月1~3日・佐世保市東部スポーツ広場体育館ほか)

 =男 子=

 昨年11月の県新人大会、今年4月の県春季選手権ともに制した瓊浦と、2位の長崎日大がリード。佐世保西、長崎工などが続く。

 瓊浦は2月の九州選抜大会で準優勝した。フローター前川、左利きのエース前田ら2年生が成長。センター棚町、ポスト松村、GK加藤ら3年生のリーダーシップが鍵を握る。V2を狙う長崎日大もセンター佐伯、GK西田らを中心にチーム力が向上。瓊浦との点差を県新人大会の8点から、県春季選手権で3点まで詰めてきた。

 佐世保西はセンター進藤、サイド河崎、長崎工はセンター下村、フローター紫加田らを軸にディフェンスを重視したロースコアの勝負に持ち込めるか。センター渡部が引っ張る鹿町工のほか、長崎北、青雲なども上位をうかがう。

 =女 子=

 今季二つの県内主要大会決勝で対戦し、優勝を分け合った清峰と佐世保西が有力。瓊浦、佐世保商なども状態を上げてきた。

 清峰は地道に組織力を鍛え、4月の県春季選手権で優勝。センター藤重、フローター堀之内らを中心に、守備力をさらに磨いて挑む。昨年11月の県新人大会を制した佐世保西は3月の全国選抜大会を経験。ポスト松富を大黒柱に、センター平野、エース笠松らの攻撃力は高く、頂点返り咲きを狙う。

 フローター宮村、太田黒真らが軸の瓊浦は有望な1年生が多数加入して勢いがある。V2が懸かる佐世保商は故障から復帰したエース格の前田、GK梶原ら3年生がけん引。センター佐藤ら好選手を擁する純心女に加え、長崎日大、島原農なども楽しみだ。

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