ソフトボール 男子 大村工を軸に混戦か 女子 九文と長崎商が有力 第71回長崎県高校総合体育大会展望

今季、県内主要大会で負けなしの男子の大村工を支える捕手天田=南島原市、有家総合運動公園

 男子4、女子13校が出場。それぞれトーナメントで競い、優勝校がインターハイに出場する。(6月1~3日・諫早市第1野球場ほか)

 =男 子=

 春の全国選抜大会で優勝した大村工を軸に混戦模様。島原工、佐世保西、諫早が追う。

 大村工は今季の県内主要大会で負けなし。身長189センチの右腕迎が投打の柱となり、巧みな配球でリードする捕手天田が支える。今月の全九州春季選手権は準々決勝で惜敗したが、攻守ともに総合力が高く、勝負強い。V2を狙える力は備わっている。

 昨年9月の県新人大会、同11月の全国選抜大会県予選は佐世保西が2位、4月の県春季選手権は島原工が2位。両校の力は接近しており、決勝進出を懸けて見応えのある試合が期待できる。島原工はエース飯田、佐世保西は主将の遊撃藤本を中心に守りが堅い。

 =女 子=

 V17を狙う九州文化学園と3月の全国選抜大会16強の長崎商がリード。向陽、長崎女などが続く。

 昨年9月の県新人大会は長崎商と九州文化学園の両校優勝。同11月の全国選抜大会県予選は長崎商、4月の県春季選手権は九州文化学園が制した。今月の全九州春季選手権は打線が好調だった九州文化学園が3連覇を達成。九州文化学園は昨春の全国選抜大会準Vに貢献した右腕川原、長崎商は昨秋の福井国体を経験した右腕水本を擁しており、決勝対決が実現すれば白熱した投手戦になりそうだ。

 向陽は県春季選手権準決勝で長崎商と1点差の接戦を演じた。順当ならば、準決勝で九州文化学園と対戦するパートに入った。

© 株式会社長崎新聞社