きょう23日も、晴れている地域が多い。午後は関東の内陸や東海、西日本で30℃を超える所がある見込み。あす24日（金）から週末、月曜日にかけては、高温の範囲が広がるだけでなく、気温そのものが高くなる予想で、北日本を中心に5月としては記録的な暑さとなる可能性がある。意識的な水分補給、休息を心掛けるなど、熱中症に対して注意が必要だ。

24日（金）東京でも真夏日に

24日も高気圧に広く覆われ、全国的に晴れる地域が多い。朝は涼しくても、日中は西日本から関東にかけて30℃を超える所がある見通し。東京都心では、今年初めて真夏日となりそうだ。

週末　暑さのピーク

　25日（土）～26日（日）は、高温エリアが北日本にも広がる予想。25日の予想最高気温は岐阜、名古屋、京都で34℃まで上がりそうだ。東京都心でも32℃の予想で、前日よりさらに暑くなる可能性がある。
　
　26日（日）は北日本で5月としては記録的な暑さとなる予想で、帯広や福島の予想最高気温は35℃と、場合によっては猛暑日となるおそれがある。さらに、26日は京都でも35℃を超える可能性があり、追う形で関東の内陸、東海、近畿の盆地で34℃前後まで上がる見込み。27日（月）も、まだ暑さの続く地域が多く、北海道や関東の内陸は34℃前後まで上がる予想だ。

　気温の高い地域でも、空気がかなり乾いているためカラッとした暑さとなる見込み。ただし、30℃を少し上回るくらいならまだ余裕があるが、週末に予想される35℃前後ともなると、湿気が少なくても身体への負担が大きいと予想される。
　屋外での作業、スポーツ、イベント等では、まずは直射日光を避けるようにして、水分補給や休息を意識的に行うなど、熱中症に対して十分な備えが必要となる。（気象予報士・高橋和也）