オリオールズがメッツから俊足の外野手・ブロクストンを獲得

日本時間5月23日、オリオールズはインターナショナル・ボーナスプール50万ドルとのトレードで、メッツから29歳の外野手、キーオン・ブロクストンを獲得したことを発表した。ブリュワーズ時代の2017年に20本塁打・21盗塁をマークしたことのあるブロクストンだが、昨季は打率.179、メッツに移籍した今季も打率.143と低迷。先週メッツからDFAとなったところをオリオールズが獲得する形となった。

ブロクストンは、メジャー2年目の2016年に75試合で9本塁打・23盗塁・OPS.784をマークし、メジャー定着を果たした2017年には143試合に出場して20本塁打・21盗塁・OPS.719をマーク。しかし、昨季はロレンゾ・ケインとクリスチャン・イェリッチの加入もあって出場機会が大幅に減少し、メッツに移籍した今季もここまで34試合で打率.143、本塁打なし、OPS.371と期待に応える活躍はできなかった。直近2シーズンは合計85試合で打率.165・OPS.568に終わっており、メジャー5年間での通算成績は打率.216・OPS.710となっている。

ブロクストンは2016~2017年に2年連続20盗塁以上をマークした俊足を生かした外野守備にも定評があり、俊足と好守を武器に外野のレギュラー争いに加わることが予想される。オリオールズ公式サイトのデプスチャートでは現在、左翼はドワイト・スミスJr.、中堅はスティービー・ウィルカーソン、右翼はトレイ・マンシーニが一番手となり、ジョーイ・リカードが控えに入っている状況だが、ウィルカーソンに出場機会を奪われたリカードに代わり、ブロクストンがアクティブロースターに名を連ねることになるかもしれない。

なお、オリオールズはブロクストン獲得に伴い、腰痛で戦列を離れている先発右腕のアレックス・カッブを10日間の故障者リストから60日間の故障者リストへ移している。また、ウエーバーでカブスから右腕のチャンドラー・シェファードを獲得し、同じく右腕のイェフリー・ラミレスをDFAとしたことが併せて発表されている。

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