オリオールズ・キラーのトーレスが2発 ヤンキース勝利

【ヤンキース7-5オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

ヤンキースは5番のグレイバー・トーレスが2本塁打を放つなど、打線が合計5本塁打の一発攻勢で全7得点を叩き出し、オリオールズに7対5で勝利。ヤンキースは敵地オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズでは6試合連続で3本塁打以上を放っているが、「特定の球団が特定のビジター球場で6試合連続3本塁打以上」を記録するのはメジャーリーグ史上初の快挙となった。ヤンキース先発のCCサバシアはリッチー・マーティンの1号ソロ(メジャー初本塁打)、レナト・ヌニェスの9号2ランなどで5点(自責点4)を失ったものの、なんとか5イニングを投げ抜いて今季3勝目(1敗)をマーク。オリオールズ先発のダン・ストレイリーは4本塁打を浴び、今季4敗目(1勝)を喫した。

DJレメイヒューが4号2ラン、サイロ・エストラーダが3号2ラン、ゲーリー・サンチェスが15号ソロを放つなか、最も輝いたのは3回表に11号ソロ、5回表に12号ソロを連発したトーレスだ。今季、打率.302、12本塁打、OPS.906と「2年目のジンクス」を感じさせない見事な活躍を見せているトーレスだが、12本塁打のうち実に10本がオリオールズ戦で放ったもの。シーズン最初の12本塁打のうち10本を同一チームから記録するのは、メジャーリーグ史上初の快挙だった。また、トーレスはすでにオリオールズ戦で4度のマルチ本塁打を達成しており、これは1951年のガス・ザーニアル(アスレチックス)以来2人目の快挙。なお、サバシアはこの試合での勝利が通算249勝目となり、通算250勝の大台にあと1とした。

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